コラム オススメ京都の西定番コース

(銀閣寺や哲学の道散策など京都定番旅行!約5時間コース)

金閣寺→龍安寺→天龍寺→嵐山散策

さと:いや~、やっとここまで来ましたね。ついに第1回のコース発表!
とよ:おう!われら添乗員の経験と、
下見を兼ねたブラつきによる思いつき企画。
でも、少しでもこれを見て楽しんでもらえるといいね。
さと:ところで、こんなベタな行程、読んでくれる人いるんですか?
とよ:ベタと言うな!
定番だよ!テイバン!
京都初めて!って人には是非行ってもらいたいコースだし、
いがいに京都の人でも遠足以来行ってない、
深みが分かる年齢になり京都のことをもっと知りたいって
京都人にもいいんじゃないか?
さと:僕も滋賀ですが、遠足以来金閣寺には行ってないです(^▽^;)
【金閣寺】
とよ:そうだろ、そんなもんだよ。
金閣寺は昭和と平成の狭間、バブル全盛期に7億4千万円かけて
大修復を行い金ぴかピンになってるんだよ

さと:w(゚o゚)wヒエ~、7億4千万円!
とよ:それ以上にすごいと思うものが、
陸船の松だ!
なんとこの五葉松は、約600年前に義満の盆栽から移植され、
帆掛け船の形に仕立てられたものらしいんだ。
幾多の戦国時代を乗り切り600年間守り続けられてきたことに奇跡を感じるよ。
さと:す、すごい。
いったい誰が世話してたんでしょうね?
とよ:そっ、そこ!
俺も600年もの間、いろんな庭師の方に守られていたと思うと感慨深い。
いえばたった1本の松だよ。
でも600年もの間に手入れされ、りっぱな帆掛け船の形になり、
しかもそれが西方浄土の西を向いているんだ。
さと:なるほど、奥が深い(ー。ー)
この松を見てもう少し行くと金閣の横が見えて
金閣を一番近くで見ることができるんですよね。
確か、金箔が張られている感じが見れたような…。
とよ:そうそう、貼られている金箔は約20万枚。
1辺が10.8cmの正方形なんだ。微妙な濃淡で貼り合せ部分がわかるね。
さと:中が気になるところですが、見れないんですよね。
皇室関係や王族、大統領しか入れないと聞いたことがありますが、
中も金ピカなんでしょかね?
とよ:中の様子は写真でなら見れるよ。
みんな通り過ぎるんだけど、金閣の横を見た後、振り返ったところに小屋があり、
そこに内部の写真が張られている。
3層目は壁は金ピカ、床は黒漆で外の景色が見事に反射して映り込んでる。

さと:へぇ~、本当に当時からそんなに豪華絢爛だったんでしょうか?
とよ:なんたって、足利3代将軍義光さまだからできたんじゃないの?
なんたって天皇になりたいって本気で思ってたらしい、
その証拠に亡くなってから朝廷より
「鹿苑院太上法皇」の称号が贈られたってことや、
相国寺には「鹿苑院太上天皇」として記されているんだって、
ま、そのくらい権力もお金もあったんやろね。
さと:お池の周りの石なんかもその辺の石じゃなくて
全国の諸大名から持ってこさせたって話ですよね、ガイドさんが言ってました。
池に舟浮かべながらそれらの石を眺めて天下取った気分を味わってたんですかね。
とよ:そうそう、昔は舟遊びが”みやび”やったんやろね。
昔のお月見は、月を直接見ないで、
池に映った月を見て楽しんだと聞いたことがあるな。
さと:ほ-、みやびですなぁ。
”みやび”といえば、お茶の世界。
金閣寺にあるお茶室、「夕佳亭」は
夕方の夕日に映える金閣の光が差し込むよう
工夫してあると聞いたことがあります。
南天の床柱も有名ですよね。
とよ:よっ、勉強してるねぇ(^^o)
今は草木が邪魔してるけど、お茶室の水屋は確かに
金閣の方角に角度が付いている。

さと:そろそろ金閣寺を出て次行きましょうよ。
とよ:その前にもう一つ、
さと:まだあるんですか
とよ:不動堂があるだろう、そのこ石不動明王さんは
「首から上の病が治る」といわれ、特に眼病に効くといわれている。
目に効くことから、「見通しがきく」ということで商売繁盛にも…
さと:(-_-; つぎ、行きますよ―。
とよ:信心の無い奴め(*`∧´)
【龍安寺】
金閣寺から龍安寺までは車で10分足らず。
立命館大学や堂本印象美術館などを通過する。
さと:こないだ社長に「龍安寺に行ったことないんです」
って言ったら、「自転車で行けるから行っといで」って
軽く言われたんで来たんですが、立命から坂道がきつくて参りましたよ。
帰りに立命過ぎた所に「くら寿司」があり、思わずクラクラッと…
とよ:何がクラクラだよ、
欧米の旅行者なんておっきいリック背負って歩いてるじゃないか!
さと:欧米か?
とよ:(-_-;
さと:っと、龍安寺、ここも世界遺産なんですよね。
門をくぐるともみじのトンネル、
左は広い池ですね~、
ほら、白鳥いますよ!
あ、池の真ん中あたりに島ですか、鳥居がある!

とよ:あれは弁財天を祭っている。
なんでも、豊臣秀吉が訪れた際に、ここ鏡容池を気に入り、
自分の好みの弁財天を祀ったそうだ。
さと:池の周りのこの垣根は「龍安寺垣」って言うんですよね。
長く起伏のあるところでもこの菱形でキレイに対応して見せていますね。
とよ:庫裏までの道のりも四季折々の花々がありキレイだよな。
この石段はもみじに囲まれていて撮影スポット!

さと:庫裏って?
とよ:あの建物だよ。
屋根の上にもう一つ小さな屋根があるだろ、
あれは煙を逃がすための仕組みで、
庫裏はおくどさんや台所があった建物のことだよ。
今は社務所として使われているところが多いな。
中に入ると様子がわかるよ。
さと:それでですか、入ると「火の用心」がありますね。
きたー!
龍安寺といえば、この庫裏に隣接している方丈の庭園、石庭ですよね。
ここの石庭の枝垂桜、春には壁を越えてせり出てきてキレイですよね。
「そうだ、京都へ行こう!」のポスターでやってましたね。
とよ:この石庭にはそれ以外にも見所があるぞ、
あの壁、よく見てみ、奥に行くほど低くなっているだろ?
あれは奥行きがでて見えるようにわざとだんだん低くなっているんだ。
また、大小の石が15個あるのわかるか?
あれも意味があるらしい。
15というのは東洋では完全な数字と言われているんだ。
十五夜(満月)なんていうだろ、
で、どこから見ても、1点からだけ見れば石は15個見えないようになっている。
なので、「完全でない自分を見つめる」ってことになるらしい。
ただ、あるところからは15個一度に見れるところがあるんだけどね。
さと:えー!どこですか?
とよ:ないしょ! 自分で見つけなさい!
さと:ケチ!
とよ:ケチではないよ、「完全でない自分」があるから
方丈の裏にある「知足のつくばい」が生きるんだ。
さと:「知足のつくばい」?
とよ:丸い石に真ん中が四角く彫ってあって、水を溜めているだろう
「つくばい」とはお茶室に行く前に手を清めるもので、このつくばいには、
真ん中の四角を生かして、上から時計回りに「吾・唯・足・知」と
書かれている。つまり、足るを知れ!ってことだよ。
欲張らず、今の自分を大切にしなさいってね。
さと:は、はー。
ご老公様。
とよ:水戸光圀の寄進といわれていることまで知っとったんかい!
さと:え、でもトヨさんが気持ちよくお話しされているので言い出しにくくて…。
とよ:次行こ!
【天龍寺】
龍安寺から観光道路を道なりに、仁和寺、広沢池、大覚寺などを経て
嵐山へ到着。
とよ:嵐山の拠点といえば、
やっぱり世界遺産の天龍寺だよな。
バスやタクシーも天龍寺の境内に駐車場があるし便利。
嵐山のコースとしては、
天龍寺のお庭を見て、
北門から出て、
竹林を散策、
嵐山のメインストリートでお土産を見ながら
渡月橋へ向かい、嵐山を背景に記念撮影。
これが定番!ざっと1時間半ってとこかな。
さと:ま、待って下さいよ、
天龍寺には境内の駐車場までにも
ハス池があり、6~7月ごろは綺麗ですし、
駐車場からすぐのところには
法堂があり、春・秋や週末には特別公開で内部が見学できますよ。
法堂の添乗に描かれた「雲龍図」は八方睨みの龍として有名です。
いつ行っても不思議でならないんですよね。
法堂のどこにいても龍がこちらを見てて、しかもモナリザのような
目だけ見てるんじゃなく、
顔全体が動くんですよ!体の向きも違って見えます。
平面に描かれているのになんであんなふうに見えるんだろ?
とよ:不思議だよな、一説には
法堂は多くのお坊さんがお経を唱えるところで、
「どこにいても見守っているよ!」ということらしい。
さと:な~るほど~。
お庭も、曹源地庭園といって夢想疎石作なんですよね。
建物は何度も焼失して建て替えてるけど、
庭園はほぼ当初のままで、嵐山を借景としているのもスバラシイ!

嵐山といえば、昔は紅葉の名所だったけど、
後醍醐天皇が吉野山で崩御されたので、
吉野桜を嵐山に植えたところから、春の桜も有名になったとか?
とよ:勉強してるね~。
さと:嵐山は好きなんです。
竹林や常寂光寺、二尊院、祇王寺など歩いて回っていると
なんか気持ちがスッーとします。
とよ:じゃ続きもよろしく!
【嵐山散策】
さと:曹源地庭園を抜けると、多宝殿。
ここに後醍醐天皇が祀られているんですよね。
この周りには一段と桜が多く、また多品種で楽しめます。
で、百花苑を抜けると、北門へ出ていざ竹林へ。

帰り道は北門から右へ下るんですが、
竹林は左に上り大河内山荘へ向かった方が見ごたえもあり、キレイ!
突き当りの大河内山荘まではゆっくり歩いても5分ほどです。
夏場でも木陰道でひんやりした感じがありますね。

大河内山荘から僕は個人的には常寂光寺に行きたいんですが、
その話は「ぷち情報」でお伝えするとして、
今回は来た道を引き返し、下って行くと
斎王で有名な野宮神社が、ここは「恋愛成就」を願う女性が多いですね。
ここは天皇の代理で伊勢神宮にお仕えする斎王が伊勢へ行かれる前に
身を清められたところです。
黒木鳥居と小柴垣に囲まれひっそりとした場所ですね。

もう少し下ると、大通りに出、お土産物屋さんや食べ物屋さんがずらり。

渡月橋で写真を撮るには
渡月橋より少し川下で撮ると
人、渡月橋、嵐山、がキレイに入ります。
【ぷち情報】
とよ:さっき言ってた「ぷち情報」もよろしく!
さと:では、竹林から常寂光寺、二尊院、祇王寺、
ついでに化野念仏寺まで歩いて回るコースを
【常寂光寺】
慶長年間(1596〜1614)に日禛(にっしん)上人により開創。
本堂は慶長年間に小早川秀秋公の助力を得て、伏見桃山城客殿を移築し造営。

大河内山荘から歩いて5分とかからない所にあり、
山門から石段を上がっていくところからもみじが素晴らしく綺麗です。
本堂裏の池の回りも美しく、
そこからさらに上がると多宝塔へ
ここからは京都市内が一望できます。オススメです。

【小倉あん】
常寂光寺から下ると畑が現れます。
ここは「小倉あん」発祥の地。
空海が中国から持ち帰った小豆の種子。小倉山で栽培し、
煮詰めて「あん」を作ったことから「小倉あん」と呼ばれるようになったとか。
【二尊院】
二尊院の名は、本尊の
「発遣(はっけん)の釈迦」と
「来迎の阿弥陀」の二如来像によります。
木造釈迦如来立像・阿弥陀如来立像が祀られています。
奥に、百人一首ゆかりの、藤原定家の時雨亭跡とされる場所もあります。
平安時代初期、嵯峨天皇の勅により円仁(慈覚大師)が
建立したと伝えられています。

常寂光寺からは徒歩5分ほど
広い間口の入り口からもみじがお迎えで見ごたえがあります。
白壁ともみじ、石段ともみじ、など美しい!
【祇王寺】
現在の祇王寺は、昔の往生院の境内らしく、
往生院は広い地域を占めていたが、いつの間にか荒廃して、
ささやかな尼寺として残り、後に祇王寺と呼ばれる様になったとのことです。
平家物語に出てくる。祇王、祇女、母刀自の墓と共に
平清盛の供養搭があります。

平家物語では祇王は白拍子(しらびょうし)の名手として
平清盛に愛されておりました。
ある日、仏御前という白拍子が清盛の屋敷へ来ますが、
門前払いされそうになります。
それを祇王が清盛に合わせ舞を見せたことから、
清盛は、仏御前を気に入り祇王に暇を出してしまいました。
そして、祇王は妹、祇女、母刀自と共に
ここ祇王寺でひっそりと暮らしたとのことです。

ひっそりとしたお庭には繊細な苔がびっしり、
周りの竹林に日光を取られまいと、上に上に伸びたもみじ
も見事です。
【化野念仏寺】
約千百年前、弘法大師が、五智山如来寺を開創され、その後、
法然上人の常念仏道場となり、現在、
華西山東漸院念仏寺と称し浄土宗に属します。
「あだしの」は「化野」。「あだし」とははかない、
むなしいとの意で、
「化」の字は「生」が化して「死」となり、
この世に再び生まれ化る事や、
極楽浄土に往来する願いを表します。
古来より葬送の地で、初めは風葬でしたが、
後世土葬となり人々が石仏を奉ったそうです。

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