コラム オススメ京都市北部 大原コース

(寂光院・三千院・実行院・宝泉院と大原を満喫コース)

寂光院 → 三千院 → 実光院 → 宝泉院

さと: 今回の下見、僕、三千院しか行ったことがないので楽しみです。
とよ:ま、大原といえば三千院が浮かぶよな。
でも三千院って名前が出てきたのは明治に入ってからなんだ。
さと: えーっ!じゃ新しいお寺じゃないですか!
とよ:ところが話はそう簡単じゃなく、立派な古いお寺なんだよ。
もともとこの辺りは日本の声明(しょうみょう)発祥の地といわれている。
中国で声明発祥の地だった魚山にちなんで、この辺りを大原魚山ともいうんだ。
その頃から来迎院や勝林院はあり声明の道場となっていた。
三千院は大原政所を梶井門跡の本殿とした時についた名前なんだ。
極楽院も三千院になる前からあったものだよ。
さと: ん~、難しいですね。
とよ:詳しい話はネットで調べてくれ。
まずは川向うの寂光院から行こう。
【寂光院】
国道から寂光院へ向かう道すがらには
「里の駅大原」があり、近隣でできた新鮮野菜などが販売されていて人気です。
この辺りはしば漬けに使われるしその産地でもあります。
さと: 寂光院ってこんなに離れた所にあるんですね。
これじゃバスだと大変ですね。
乗用車でやっと所々離合できるところがあるくらいの細い道じゃないですか。
とよ:バスだと1キロちょっと歩くかな。
こっちの府道からでも約800m上がるしね。
でも大丈夫、乗用車なら寂光院の前の駐車場に停めれる。
お客様に進めるならタクシーかジャンボタクシーだな。
寂光院
さと: 山の中で静かな、田舎に来たーって感じですね。
とよ:紅葉のシーズンは比較的人が多いけど、
それ以外のシーズンならゆっくりしている。
落ち着いて拝観できるよ。
建礼門院徳子が人里離れひっそりと暮らしていた雰囲気が今でも伝わる感じがする。
さと: 徳子って聞いたことありますが…。
とよ:平清盛の息女で高倉天皇の皇后、安徳天皇のお母さんだよ。
寂光院は建礼門院が平家一門と安徳天皇の菩提を弔うために建てたお寺なんだ。
さと: NHKの大河ドラマでやってましたね。
とよ:平家物語にも出てくるよ。
とよ:受付からの石段がもみじのトンネルのようになっていて綺麗なんだ。
寂光院
さと: 想像できます。(行ったのは12月)
とよ:本堂では説明もしてもらえるので、右側から靴を脱いで上がろう。
とよ:帰りには宝物館にも寄ると詳しい歴史がわかるし、
燃え残った仏像も拝める。

寂光院から三千院へは車で10分足らず。
国道沿いの駐車場からなら呂川沿いのお土産物屋さんを見ながら
歩いて5分ほどで到着します。
バスなら国道沿いの駐車場しかありませんが、
乗用車やタクシーなら上の方まで上がる道があります。
【三千院】
さと: 三千院って車でこんな上まで上がれたんですね。
とよ:そうそう、国道沿いでも上がっても駐車料金はほとんど同じ。
但し、シーズンによっては満車で停めれない時があるので注意が必要。
特に紅葉シーズンだと、人も車もいっぱいになり離合ができなくなり
たったこれだけ数百メートルの道のりに30分ほどかかる場合もある。
さと: それならオンシーズンは国道沿いに停めた方が無難ですね。
とよ:間違いないね。
とよ:ここの川が呂川。
この川沿いを土産物屋さんを見ながら下ると国道へ出る。
とよ:この川は呂川、で三千院の向こうにもう一筋川がある、あれを律川という。
両方合わせて呂律。
酔って“ろれつ“が回らないって言うだろ、あれは漢字で書くと呂律になり、
語源はここから来ているらしい。
呂と律の音階が合わないことからきて、言葉がはっきりしないとなったらしい。
さと: へー、声明と関係あるんでしょうね。
門前でもこんなに食べのや、土産物屋さんがあったんですね。
お漬物の試食がおいしそう。
とよ:それより、門前のこの石段、
団体ならここで記念写真を撮っておかないと中に入ると集まれる場所があまりない。
とよ:受付を済ませたら靴を脱いでおいてあるビニール袋に入れて庭まで持って行くんだ。
さと: 坪庭も綺麗に手入れされていますね。
落ち葉ひとつない。
とよ:ここ三千院には大きく3つの庭がある。
すぐそこの客殿から見る聚碧園、
宸殿から降りて歩いて回る極楽院の周りの有清園、
金色不動堂や観音堂の方へ上がると見えてくる紫陽花苑。
どれも特徴があり、それぞれの季節で見ごたえあるので、ゆっくり見て回ろう。
極楽院を過ぎた所には苔むした中にかわいいわらべ地蔵も見られるから探してみて。

さと: 観音堂まで行くと結構歩きますね。
とよ:時間がなければわらべ地蔵みて帰り道に向かっても十分に三千院を味わえるけどね。

三千院を出て右手に行くと律川を越えすぐ左側が実光院、徒歩1分
【実光院】
さと: ここは初めてなんですが有名なんですか?
拝観料600円なんですね。
とよ:有名かどうかといわれると・・・。
拝観料にはお抹茶・和菓子が付いているんだ、お得だよ。
庭へ向かって座しながらゆっくりさせて頂くと落ち付くよ。
あまり観光客が多くないもの良い。
秋には紅葉と不断桜が満開になり不思議な光景にも出会える。
実光院
さと: 少人数でゆっくり来るにはよさそうですね。
とよ:お寺には失礼な話だが、ちょっと一服、喫茶店に行くことを思えばいい感じだろ。
回遊式庭園になっているから後で庭に出てみよう。
さと: なるほど。

実光院を出て左へ勝林院をさらに左へ行くとすぐに宝泉院、徒歩1分
【宝泉院】
とよ:ここもお抹茶が出てくるんだ、実光院かどちらかでいいね。
ここの見どころは松と庭と血天井。
さと:血天井?
とよ:鳥居元忠ら数百人が伏見城で自刃したその床板を天井板に使っているんだ。
松は山のように見えるだろ、樹齢700年を超える松で近江富士を型どっている。
大変立派で珍しいだろ。
お庭は客殿から眺める庭園で静けさの中、凛とした空気感がある素晴らしいお庭だ。
お抹茶を頂きながらじっくり腰を据えて眺めたいね。
さと: お庭は確かにすばらしい!
ですが、血天井が気になるんですが・・・。
とよ:供養の為にされているものだから大丈夫だよ。

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