こちらの記事では、京都市で10月に開催される行事の中からおすすめをご紹介します。

秋の京都は行事がたくさん!季節ごとの特別なイベントでもっと京都旅行を楽しもう!

10月の京都は涼しくなり始め、天気も良い日が多く、歩き回るにもちょうどよい時期ですよ!

紅葉にはまだ少し早めですが、過ごしやすくイベントも多いのが10月です。
是非、京都の特別な行事に参加し、祭り好き・イベント好きが集う10月の京都を楽しんでくださいね。

  • 静かに過ごしたい
  • 混んでいない場所に行きたい
  • 自分でなかなか行きづらいとこも見てみたい

という方は、弊社でも少人数のウォ―キングツアーを開催しておりますので、お気軽にお問い合わせくださいね。

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また、11月中旬頃から各地見ごろを迎える紅葉スポットもチェックしてみてくださいね!

京都モダン建築祭の連携イベント

いよいよ11月1日から10日間「京都モダン建築祭」が始まります。

これは、京都好き且つモダン建築好きにはたまらなく素敵なイベントです。
京都市内の各地に残る様々なモダン建築の建物を期間中見学したり、様々なイベントが開催されます。

イベント開催自体は11月からですが、関連グッズの販売や事前チケットの予約は9月から10月にかけて先行スタートします。

京都と言えば、清水寺や金閣寺、嵐山などの社寺仏閣を巡られる方が多いと思いますが、京都の町中には近現代に建てられたモダン建築の素敵な建物もたくさんあります。

例えば、

  • 任天堂の旧本社社屋
  • 美術館・博物館
  • 喫茶店
  • 元小学校
  • 浄水場
  • 歌舞練場
  • モダニズム建築家の自邸

などなど、街中にスッと溶け込んだ美しく機能的な様式の建物たち。
外観も素敵ですが、この期間だからこそじっくり見ることのできる部分もありますので、是非とも事前にパスポートを購入して堪能してくださいね。

大学の学園祭

京都は大学の街ですね!
秋は各地で学園祭が行われる楽しい季節です。

京都の学園祭と言えば、各大学が目玉としている豪華ゲストではないでしょうか?

  • 歌手
  • タレントさん
  • 芸人さん
  • 最近では声優さん

などなどの特別ゲストが各地の学園祭に出没します。

そして、各大学の強みを生かしたステージとして吹奏楽やダンス、学生プロレスなどもユニークで楽しいパフォーマンスを見ることができるのも、この特別な学園祭ならではですよね。
活気のある大学の雰囲気を味わい、楽しいイベントに参加し、学園祭ならではのフードやグッズを堪能する、そんな京都旅行もおすすめです!

また、各大学の特徴が色濃く反映されるのがこの学園祭です!
例えば、芸大・美大では学生さん制作の雑貨やアクセサリー、アートが模擬店で購入できたり、作品をじっくりみることができたりします。

さらに、各大学の研究内容を展示で知ることができたり、実際に研究者の方々にお話を聞けるチャンスがあったり、大人も子供も楽しめるのが大学の学園祭の良いところでもあります。

学園祭シーズン到来で10月と11月は同日に何校も開催されますので、バスや電車を使って丸1日や2日間で行きたい大学の行きたいイベントを調べて順番に回るのも面白いですよ!

学園祭は11月にもたくさん開催されますので、11月も要チェックです!

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北野天満宮ずいき祭り

  • 開催日:10月1日から10月5日
  • 場所:北野天満宮
  • 概要:ずいき(里芋の茎)を用いた神輿が特徴の祭りで、五穀豊穣を祈る行事です。祭りの期間中は、ずいき神輿の巡行が行われ、境内では様々な奉納行事が催されます。

こちらは全国に類を見ないずいき(芋の茎)のお神輿が出ますので、非常に京都らしく珍しい行事です。

ずいきは、毎年シーズンになると京都では長~い茎の部分がスーパーでも売られますし、それを家庭料理として食べることも地元民にとっては馴染み深いものです。

青々とした芋の葉と、葉で隠れている茎の部分は色が違います。

朱色のような色で、その茎部分のみがラップにまかれて青果売り場にも普通に売られます。

味付けは家庭によると思いますが、酢のきいたさっぱりとしたものや、お出汁・お醤油・みりんで炊いた優しい味付けのもの等様々です。

ずいき祭りは昔、北の神社の社家(神社にお仕えする人々)が新穀や野菜を神前に供えたのがはじまりと言われ、やはり八百万の神様に、そして野菜、大地、水、自然全てに感謝を捧げる神事なのですね。

祭りの見どころとして、是非お神輿の装飾をじっくりみてみてください。

  • ずいきで入母屋唐破風(いりもやからはふ)の屋根と四本柱
  • 頭芋で鬼瓦
  • 瓔珞(ようらく)は茄子、唐辛子、ほおづき等

こういった装飾で、「ずいき神輿保存会」の皆さんの手で制作されています。

畑で収穫された野菜で装飾を施し、全身全霊で大地の恵みに感謝する人々の心が伝わってきます。

 

御香宮(ごこうのみや)神社の神幸祭(しんこうさい)

  • 開催日:10月5日(土)~10月13日(日)
  • 場所:伏見区御香群門前町
  • 概要:9日間にわたっておこなわれる洛南有数のお祭りで、「伏見が最も熱くなる9日間」と言われるように、華やかで賑やかなお祭りです。

別名「花傘祭」とも呼ばれるように、お祭りの初日と最終日に様々な大小の花傘が見られます。
また、最終日の早朝から夕方にはお神輿の巡行がおこなわれます。
その他には、華やかな衣装を着た可愛い「稚児行列」もおこなわれ、民謡・民舞・詩吟・尺八などの神賑奉納行事もあります。

さらに、非公開である日本一重いお神輿「千姫神輿(せんひめみこし)」がこの期間中だけ特別公開されます。
お祭り期間中は境内参道に100以上の露店が出ますのでお祭り好きな方は是非出かけてみてくださいね。

 

宇治茶まつり

  • 開催日:10月の第一日曜日
  • 場所:宇治橋・興聖寺・塔の島付近
  • 概要:日本にお茶を招来した栄西(ようさい)禅師、宇治に茶園を開いた明恵(みょうえ)上人、茶の湯を大成させた千利休(せんのりきゅう)の3人の茶祖の遺徳をしのび、また茶業功労者の功績を大衆に知らせ表彰するために毎年宇治橋周辺で行われる祭りです。

豊臣秀吉が当時、宇治橋守(うじはしもり)の通円に毎日水を汲ませた故事にちなんで、午前9時に宇治橋三の間(さんのま)から水を汲み上げる「名水汲み上げの儀」が行われ、その水を青竹筒に入れて興聖寺に運びます。その後、興聖寺で茶壺口切りの儀、表千家・裏千家(1年交代)の献茶式、法要などが行われます。

また、各所に茶席も設けられ、屋形船上での煎茶席も出ます。

そして午後には、宇治神社御旅所(おたびしょ)から時代行列が出発します。
お茶が好きな方、宇治ならではの歴史的行事をみてみたい方、茶道をされている方、などは是非ともいらしてみてください。
「これぞ、京都!」という特別な体験ができるはずです。

 

安井金比羅宮秋季例大祭(やすいこんぴらぐうれいたいさい)

  • 開催日:10月1日(火)~
  • 場所:東山区 安井金比羅宮
  • 概要:全国の金比羅宮で一斉に行われる秋のお祭りで、金比羅さんの年中祭事の中で最も重要なお祭りといわれています。

神幸祭では御祭神の御神霊を乗せた御鳳輦と宝船を模した花車が氏子町内を回ります。
また御鳳輦はお祭りの期間に、本殿前の拝殿に飾られ、普段は御本殿御扉の奥に鎮座する大神様が、お出ましになる一年で唯一の機会とのこと。

金比羅大神様の御神威により近くで触れ、あらゆる御神徳をいただける貴重な機会です。

 

清水焼の郷まつり

  • 開催日:10月18日(金)19日(土)20日(日)
  • 場所:清水焼団地一帯
  • 概要:京都最大級の陶器市としてたくさんの方が楽しみにしているお祭りです。

何と今年は、例年を大きく上回る出展応募があったとのことで、非常にレベルの高い選ばれしお店が出てくるとなると非常に楽しみですね。
 飲食ブースも非常に充実しているとのことで、焼き物好きの方にも、お祭り好きの方にも、また京都の雰囲気が好きという方にもとても楽しめるイベントです。

清水焼は京都が誇る素晴らしい焼き物です。一生ものに出会えるこの陶器市、混み合うこと間違いなしではありますが、是非とも一度は参加していただきたいです。
雨天は中止になりますので、テルテル坊主を作って備えましょう。

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時代祭 (じだいまつり)

  • 開催日:10月22日
  • 場所:京都御所から平安神宮まで
  • 概要:時代祭は、平安遷都1100年を記念して1895年に始まった祭りで、約2000人が歴史的な衣装を身にまとい、古代から現代までの京都の歴史を再現します。

馬に乗った様々な時代の様々な衣装の人たちがゆっくりと行進するため、沿道からじっくり見ることができますし、王城千年の歴史を目の前で感じることができる荘厳なお祭りでもあります。そして、京都三大祭りの一つでもあります。

  1. 葵(あおい)祭
  2. 祇園(ぎおん)祭
  3. 時代まつり

地元民としては、この3つのお祭りで「あ~春らしい」「もうじき梅雨が終わるね」「秋だね~」などと季節を感じたりもします。
歴史好きな方は特に、一度その目で実際に見ていただきたい盛大な行列です。
京都にしかない特別なお祭りですので、この時期に合わせて旅行のプランを立てるというのもおすすめです。

 

鞍馬の火祭 (くらまのひまつり)

  • 開催日:10月22日
  • 場所:鞍馬寺
  • 概要:鞍馬の火祭は、由岐神社の例大祭で、古来からの風習を色濃く残す祭りです。

こちらは、左京区の鞍馬山にある由岐神社にて、毎年時代まつりの夜に行われます。
松明を持った男たちが、夜の山道を練り歩き、火を焚いて神々を迎える幻想的で迫力のあるお祭りで、この時期は鞍馬出身の子は学校を早上がりしていたのが思い出されます。

社伝によると、天慶年間(938~47)にもと内裏(だいり)に祀られていたゆき社が鞍馬に移され、その時に鞍馬の人々が火を焚いて迎えた故事に基づきます。
当日は、「神事、参らっしゃれ~」の声で若者たちが大小の松明をかざし、「サイレ~イ」「サイリ~リョウ」の掛け声で町内を練り歩きます。

その後、神社に参集し、お神輿が御旅所(おたびしょ)に向かいます。
火祭のクライマックスが夜の10時ごろで、古くは夜通し行われていたと言われています。
そして、このお祭りは京都三大奇祭の一つでもあります。

  1. 鞍馬の火祭
  2. やすらい祭り(今宮神社)
  3. 牛祭(太秦)

鞍馬の火祭は本当に迫力があります。
鞍馬山自体が天狗伝説や神秘的な言い伝えが多く、雰囲気も京都の都市部とは全く異なります。

地元民としては、是非とも体験していただきたいお祭りのひとつです。

 

二条城ライトアップ

  • 開催期間:10月中旬から11月初旬
  • 場所:二条城
  • 概要:二条城の庭園や建物が美しくライトアップされ、夜間の特別公開が行われます。紅葉の季節と重なるため、美しい景観が楽しめます。

こちらは大人気の世界遺産二条城で、毎年多くの方がいらっしゃいます。

昼間もイベントがあり、年によって違いますが一例としては、

  • 二条城クイズラリー
  • 京の名産品展
  • 書道体験

など様々な企画が用意され、様々な年代の方が楽しめるよう工夫されています。

夜間に、紅葉のライトアップがあるのですが、その年のテーマに沿ってプロジェクションマッピング、華道家元池坊のいけばな作品とのコラボレーション等で、昼とは異なる趣きを見せる夜の二条城が演出されます。

幅広い世代の方々が秋の二条城を満喫できる催しですので、明るい時間に二条城に行ったことがあるという方も、是非ライトアップで違った雰囲気の二条城も楽しんでみてください。

 

大原秋祭り

  • 開催日:10月第二土曜日と日曜日
  • 場所:大原地区
  • 概要:大原地区の秋の風物詩で、地元の農産物の販売や伝統芸能の披露などが行われます。また、紅葉の時期と重なるため、美しい自然と共に楽しむことができます。

京都市バスに頭に芝を載せて運ぶ女性たちのイラストのラッピングがされているのを見たことはないですか?
あれが大原女(おはらめ)と言われる左京区大原の里で代々働いていた女性の姿なんです。

こちらも大原女の行列に参加する子は学校を休んでいたのも思い出です。
大原女の行進は春にある場合がほとんどですが、秋祭りでは大原女の着付け体験があり、親子で参加することもできます。

都市部を離れ、ゆっくり京都の自然や文化に触れたい方は一度大原を訪れてみてはいかがでしょうか?

京都アンティークフェア

  • 開催日:10月25日(金)26日(土)27日(日)
  • 場所:伏見区武田 京都パルスプラザ
  • 概要春、初夏、秋と年に3回開催される「京都アンティークフェア」は以前は「京都大骨董祭」として平成6年に始まり親しまれてきました。

このイベントの良いところは、なんといっても天気に左右されないところです。
つまり、室内のイベントなのですが、骨董・古美術をはじめ家具や絵画、アジア雑貨、西洋アンティークなど様々なお店が全国各地から300店舗以上も出店します。

当日は、京都市営地下鉄・近鉄の竹田駅から無料バスが出ますので、古き良きものをたくさん見に、そしてお気に入りのお店を見つけに、是非とも足を運んでみてください。

 

三千院もみじ祭

  • 開催日:毎年10月下旬から11月下旬まで
  • 場所:京都市左京区大原来迎院町540 三千院
  • 概要:三千院もみじまつりは、京都市左京区大原に位置する三千院で毎年秋に開催される紅葉祭りです。

三千院の庭園には、美しい苔庭や池泉回遊式庭園があり、秋にはこれらの庭園が紅葉に染まります。
しかも、三千院は左京区の山里にあり、京都市の中心部に比べると気温が下がるのが早いため、紅葉時期も早く訪れます。

「ちょっと紅葉には早いけど10月の京都を旅行する」という方は、大原三千院がおすすめです。
まだ完全に色づいていないものもありますが、京都市内では見ごろが早目ですよ。

大原の風景は、京都市中心部とは打って変わってのどかな山里風景が広がります。
田畑が多く残り、高い建物がなく視界が開け、山々がくっきり見えて「京都は盆地」というのがすごくわかる景色でもあります。
小川を流れる水は非常に美しく、良質な水と土で美味しい野菜が採れ、紫蘇畑も有名でお漬物屋さんがたくさんあります。

都市部とはまた異なる京都らしさを是非見にいらしてみてください。

その他の紅葉スポットはコチラ!

まとめ

10月の京都は、気候的に大変過ごしやすく、また写真を撮るにも外食するにも最高の時期です。
その分、場所によってはもちろん混雑もしますが、秋の訪れを満喫できる最高の時期であることは間違いありません。
秋の行事は特に、京都の自然美と文化的な豊かさ、そして食を存分に楽しむことができる絶好の機会です。

是非この10月の行事を通して秋の京都の魅力を存分に堪能してください。

皆さまの京都旅がより一層充実したものになるよう、弊社も様々なツアーを企画しています。
少人数でローカルならではの深堀ツアーをお探しの方、ガイドと歩きながらゆっくりと回るツアーをご希望の方は是非ご参加くださいませ。

京都西陣の 職人たちと出会う旅[体験半日観光]

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