1月は睦月ですね。
「仲睦まじい」という表現がありますが、正月に親類一同が集まる、睦び(親しくする)の月という由来があるのがこの1月。
お正月を大勢で過ごす方も多いこの時期ですが、一人でゆっくり過ごすのもまた新たな年の始まりに良いような気もします。
目 次
【京都の行事】2025年1月開催おすすめイベント
京都の1月は、新年を迎えたばかりの厳かな雰囲気と、冬の静けさが感じられる特別な時期です。
この時期には、京都ならではの伝統行事が数多く開催され、地元の人々や観光客を楽しませます。
ここでは、2025年1月に京都で開催されるおすすめのイベントをご紹介します。
これらの行事を通じて、新年の京都の魅力を存分に味わってください。
八坂神社の初詣
- 開催日:2025年1月1日~3日
- 場所:八坂神社(京都市東山区祇園)
- 概要:八坂神社の初詣は、京都の新年を祝う重要な行事で、多くの参拝者が訪れます。
八坂神社は、祇園祭の中心としても知られ、古くから疫病退散や厄除けの神として信仰されています。
新年の初詣期間中は、境内が参拝客で非常に賑わい、大変混み合い、祭りのような活気に満ちています。京都の年末の風物詩として12月31日の午後7時半頃から元旦の早朝5時頃まで執り行われるのが「をけら詣り」になります。
午後7時から本殿にて一年を締めくくる除夜祭が執り行われ、祭典後には境内に設けられた灯籠に順次、神職により浄火が点火されます。その際に白朮(をけら)の欠片と氏子崇敬者が一年間の無病息災を祈願した「をけら木」が一緒に炊き上げられます。
白朮とはキク科の植物であり、その根っこを乾燥させたものを燃やすと非常に強い匂いを発することから邪気を祓うとされ、江戸時代までは年末の風物詩として一般家庭でも執り行われていました。
参拝者はこの「をけら火」を火縄に移して消えないように持ち帰り、かつては新年の雑煮を炊く釜の火種や神棚の灯明にして、一年間の無病息災を祈願しました。現在では「をけら火」を消した火縄を火伏せのお守りとして台所にお飾りいただけます。
引用:八坂神社公式サイト家族連れやカップルにも人気の初詣スポットで、新年の祈願を行い、清々しい気持ちで一年を始めてみてはいかがでしょうか。
北野天満宮 書き初め
- 開催日:2025年1月2日~4日
- 場所:京都市上京区馬喰町
- 概要:こちらの行事も新年のニュースでよくみる京都の新年恒例行事ですよね。
学問の神様である菅原道真公に対し、書道の上達を祈願するもので、 子供から大人まで参加可能です。書初めは新年の抱負や目標を具体的に文字にすることで、自分自身の決意を新たにする機会でもあり、また日本の伝統的な文化の一つであります。
外国人の観光客の方に日本文化を紹介する良い機会にもなりそうですね。是非、今年の抱負を胸に決めて参加してみてくださいね。
八坂神社 かるた始め
- 開催日:2025年1月3日
- 場所:八坂神社(京都市東山区祇園)
- 概要:八坂神社のかるた始めは、十二単のかるた姫たちがものすごい速さでかるたを取り合う非常にユニークな行事で、こちらも有名ですね。
お正月という感じがして非常に盛り上がりますし、京都らしさのかたまりのような見た目でもありますね。
また、かるたを取る瞬発力とそのはんなりとした見た目のギャップがかなり面白いですよ。
十六社朱印めぐり
- 開催日:2025年1月1日~2月中旬
- 場所:京都市内の16に神社
- 概要:こちらは、以下の京都の古い神社16社を巡って、それぞれ御朱印を集めると1年間あらゆる後利益が得られると言われているものです。
御朱印長をもって、是非チャレンジしてみてください。
- わら天神宮
- 今宮神社
- 熊野 若王子神社(にゃくおうじ)
- 京都 熊野神社
- 新熊野神社(いまくまの)
- 東天王 岡崎神社
- 粟田神社(あわた)
- 豊国神社(ほうこく)
- 上御霊神社(かみごりょう)
- 市比賣神社(いちひめ)
- 西院 春日神社
- 吉祥院天満宮(きっしょういん)
- 六孫王神社(ろくそんのう)
- 藤森神社(ふじのもり)
- 御香宮神社(ごこうのみや)
- 長岡天満宮
下鴨神社の白馬節会
- 開催日:2025年1月7日
- 場所:京都市左京区下鴨泉川町59
- 概要:下鴨神社で毎年1月7日に行われる白馬節会(あおうまのせちえ)は、古くから伝わる伝統行事で、その歴史は平安時代にまで遡ります。
この行事では、神馬として白馬が奉納され、無病息災と一年の豊作を祈願します。
白馬が神社の境内を歩く様子は荘厳で、その姿を見た参拝者には厄災が払われるとされています。混み合ってなかなか見えない場合もありますが、ゆっくりと歩いてくれますし、神事を終えれば白馬がまた神馬舎に戻ります。
その際に、人参を輪切りにしたものを購入して与えることもでき、必ず見える機会がありますよ。また、下鴨神社の美しい社殿や庭園も見どころの一つです。
白馬節会を見学しながら、古都の伝統文化を肌で感じてみてください。
京都御所 新春の展示
- 開催日:2025年1月初旬
- 場所:京都市上京区京都御苑
- 概要:京都御所では新年に襖絵の展示が行われます。
古都の歴史と文化を感じることができる貴重な機会であり、多くの観光客に人気があります。
北野天満宮の初天神
- 開催日:2025年1月25日
- 場所:京都市上京区馬喰町
- 概要:北野天満宮で毎年1月25日に行われる初天神は、学問の神として知られる菅原道真公を祀る祭りです。
この日は、受験生やその家族を中心に多くの参拝者が訪れ、学業成就や試験合格を祈願します。
境内では、絵馬やお守りが販売され、合格祈願の絵馬には多くの願い事が書かれています。また、初天神の日には、地元の特産品や手作りの工芸品を販売する境内には例年約1000余の露店が出て賑わい、奉納書初め(書き初め)の作品展も行われます。
これぞお祭り!という賑わいを新年の始まりに楽しむことができます。
北野天満宮の美しい境内と共に、受験生にとって心強い新年のスタートを切ることができるでしょう。
まとめ
1月の京都は、盆地の底冷えで本当に本当に寒いです。刺し込む寒さなんて表現もあるぐらいです。
ただ、雪の寺社仏閣は本当に美しいので、それが見られる可能性が上がるこの時期だからこそ厚着をしてくる価値はあります。
また、新春ということもあり、上記以外でも京都中の寺社仏閣で大小さまざまな伝統行事が行われている時期でもあるので、
是非この1月の行事を通して冬の極寒の地・京都の冬ならではの魅力も存分に堪能してください。
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少人数でローカルならではの深堀ツアーをお探しの方、ガイドと歩きながらゆっくりと回るツアーをご希望の方は是非ご参加くださいませ。