【京都の行事】2025年5月開催おすすめイベント

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こちらの記事では、京都市で5月に開催される行事の中からおすすめのものをいくつかご紹介いたします。

5月は皐月(さつき)ですね。
由来はいくつかありますが、「早苗を植える月」=「田植えの時期」からきていると言われています。

この時期は、田んぼに水が入り、青々とした苗が植えられ、木々も新緑のみずみずしさが太陽光に照らされてキラキラとしていて、とても自然がきれいな季節ですよね。
新緑の京都は写真に撮りたくなる場所がたくさんです。気候も良いですし、おすすめの時期ですよ。

【京都の行事】2025年5月開催おすすめイベント

一年の中で一番さわやかな新緑と春風の時期がやってまいりました。
日中も過ごしやすく出かけたくなる陽気の多い月ですね。

そんな5月は京都らしい特別な行事が満載です。
また、夏本番のイベントがスタートする時期でもありますので、「夏には混むけど早めだったらゆっくりできる」というものもありますよ。

鴨川納涼床

  • 開催日:2025年5月初旬~9月いっぱい
  • 場所:鴨川西岸
  • 概要:鴨川納涼は、京都の夏の風物詩として広く知られているイベントですので、皆さんもテレビで映像を見られたことがあるかと思います。
    鴨川沿いに設けられた床(ゆか)と呼ばれる高床式の座敷で、涼を感じながら食事や飲み物を楽しむことができます。

    床は主に、鴨川の二条から五条にかけてのエリアに設置され、多くの料亭や飲食店が参加します。
    夜になると、川面に映る灯りが幻想的な雰囲気を醸し出し、地元の人も利用しますし、観光の方たちにもとても人気があります。

    鴨川納涼は、5月から9月にかけて行われるため、開始時期の今は比較的利用しやすいかと思います。

貴船の川床

  • 開催日:2025年5月初旬~9月いっぱい
  • 場所:左京区鞍馬貴船町
  • 概要:貴船川床は、京都市北部の貴船神社の近くにある貴船川沿いに設けられる夏の風物詩です。
    5月に始まりますが、非常に水との距離が近く、しかも山の中ですので、ひんやりとして時期によってはまだ寒いぐらいかもしれません。

    川床(かわどこ)とは、川の上に設置された座敷で、川のせせらぎを間近に聞きながら涼を感じつつ食事を楽しむことができます。

    このエリアは、自然豊かな環境に恵まれており、特に夏の暑い時期には涼しさを求めて多くの人々が訪れます。
    川床は5月から9月にかけて営業しており、料亭や旅館がそれぞれの川床を設け、地元の食材を使用した料理を提供します。

    貴船川床の魅力は、自然の中で過ごすリラックスした時間と、上質な食事の組み合わせです。
    また、新緑の貴船神社は本当に美しいので参拝も合わせて楽しむことができ、観光と食事を兼ねた贅沢なひとときを過ごせること間違いなしです。
    特に夜は提灯の灯りが川面に映り、幻想的な雰囲気が漂います。

五月満月祭

    • 開催日:2025年5月下旬
    • 場所:左京区鞍馬寺
    • 概要:五月満月祭は、京都市左京区の鞍馬寺で毎年5月の満月の夜に開催される神秘的な祭りです。
      この祭りは、鞍馬山の自然と調和した古代の儀式を再現するもので、参加者は白装束をまとい、満月の光の下で祈りや舞を奉納します。

      また、鞍馬寺の境内では、夜遅くまで様々な儀式や舞が行われ、参加者は神聖な雰囲気の中で心身の浄化を体験します。
      鞍馬山の自然と相まって、神秘的で厳かな雰囲気が漂うこの祭りは、多くの信仰者や観光客にとって特別な意味を持ちます。
      満月の光に包まれながら、古代から続く伝統と自然のエネルギーを感じることができる貴重な機会です。

      また、行き帰りには叡山電車をご利用いただくと、のどかな景色を見ながらゆっくり走る電車ですので、よりローカルな雰囲気が味わえますよ。

鴨川をどり

  • 開催日:2025年5月1日~24日間
  • 場所:先斗町歌舞練場
  • 概要:鴨川をどりは、京都市の先斗町歌舞練場で毎年5月に開催される舞踊公演です。
    このイベントは、京都の伝統芸能を代表する舞妓や芸妓が、美しい日本舞踊を披露する場として広く知られています。

    鴨川をどりは1872年に始まり、以降、京都の春を彩る一大イベントとして定着しています。
    公演では、四季折々の風景や物語を題材にした舞踊が披露され、観客はその優雅で華麗な舞姿に魅了されます。

    特に、舞妓や芸妓の着物や髪飾り、化粧などがとても華やかで、これぞ京都!という特別な京都ならではの伝統美を堪能することができます。

    また、鴨川をどりは、舞踊だけでなく、伝統音楽や歌舞伎の要素も取り入れており、多彩な演目が楽しめるのも特徴です。
    観光で来られた方にとっても、京都の文化と歴史を深く感じることができる貴重な機会となっています。

    そして、この時期だけの特別なオリジナルグッズも販売されますので、旅の記念に是非チェックしてみてくださいね。

御茶壷道中

    • 開催日:2025年5月上旬
    • 場所:建仁寺~八坂神社
    • 概要:御茶壷道中は、江戸時代の茶壷道中を再現する特別なイベントで、京都市内を新茶の茶壷を運ぶ行列が練り歩きます。
      この行列は、江戸時代に将軍家へ献上するための茶壷を運ぶ儀式を再現しており、参加者は当時の衣装を身にまとい、茶壷を担いで市中を進みます。

      道中では、様々なパフォーマンスや茶の湯のデモンストレーションが行われ、その華やかな光景と共に、茶文化の歴史と伝統を学ぶことができます。

      特に、茶壷道中の経路は、京都の名所を巡るものであり、観光と歴史探訪を同時に楽しめるのが魅力です。
      コースとしては、建仁寺を出発、四条通りを練り歩いて八坂神社に新茶を奉納します。

      道中には、多くの茶道家や地元の人々が参加し、茶の湯の精神や文化を広める役割も果たしています。
      御茶壷道中は、京都の茶文化に触れる絶好の機会であり、歴史と現代が交錯するユニークなイベントです。

伏見稲荷 環幸祭

    • 開催日:2025年5月3日
    • 場所:伏見稲荷
    • 概要:伏見稲荷の環幸祭は、起源が長久元年(1040年)まで遡る古い祭りで、「春記」や「中右記」などの文献にもその記録が見られます。

      祭りは午前9時に本殿内陣で「葵桂奉懸の儀」から始まり、各御簾五条に葵を結んだ桂の枝を3本ずつ掛けます。
      14時には、30数台の供奉列と共に五基の神輿が巡行を開始し、東寺の僧侶による「神供」を受けた後、京都市内の氏子区域を約2時間巡行します。

      その後、神輿が本社に戻り、還幸祭が行われます。

      翌日の4日には、10時から本殿で稲荷祭後宮祭が斎行され、約2週間に及ぶ稲荷祭が終了します。
      この祭りは、地域の繁栄と安全を祈る重要な伝統行事です。

      ゴールデンウィーク中でもありますので、大変多くの人たちでにぎわいますよ。
      今や世界的に有名になった伏見稲荷ですので、京都にゴールデンウィーク旅行をお考えの方は、古代から続くこの京都ならではの特別なお祭りを是非みてみてください。

二条城 市民煎茶の会

    • 開催日:2025年5月3日・5日
    • 場所:二条城
    • 概要:二条城市民煎茶の会は、京都市の二条城で毎年開催される煎茶のイベントです。
      この会は、市民が煎茶道を体験し、煎茶の文化や技法を学ぶことができる場として設けられています。

      二条城の美しい庭園を背景に、煎茶道の先生方が煎茶を点て、その作法やおもてなしの心を参加者に伝えます。

      煎茶は、日本の茶道の一つで、主に玉露や煎茶を用いた茶の湯の形式です。
      二条城市民煎茶の会では、参加者は実際に煎茶を点てる体験ができるほか、煎茶に合う和菓子も楽しむことができます。

      また、煎茶の歴史や文化についての講話も行われ、茶道の深い理解を深めることができます。
      二条城という歴史的な場所での煎茶体験は、非日常的な雰囲気を味わうことができ、市民や観光客にとっても貴重な機会となっています。

      茶席券を購入し、ご参加ください。

新熊野神社神幸祭

    • 開催日:2025年5月5日
    • 場所:新熊野神社
    • 概要:新熊野神社祭は、京都市東山区にある新熊野神社で毎年行われる祭りで、地域の安全と繁栄を祈願する重要な行事です。

      この祭りでは、神輿の巡行がハイライトで、地域を練り歩く神輿は、力強く活気に満ちた光景です。
      神輿の他にも、地元の子供たちによる演芸が披露され、地域全体が一体となって祭りを楽しみます。

      また、境内では様々な屋台が立ち並び、地元の特産品や美味しい食べ物を楽しむことができます。
      祭りの期間中、新熊野神社は多くの参拝者で賑わい、伝統的な儀式や奉納行事が行われます。

      神社の神聖な雰囲気の中で、地域の人々は一年の安全と繁栄を祈り、祭りを通じて地域の絆を深めます。
      新熊野神社祭は、古くから続く伝統行事であり、地域の文化と歴史を感じることができる重要な祭りです。

    駈馬神事

      • 開催日:2025年5月5日
      • 場所:藤森神社
      • 概要:藤森神社で毎年5月に行われる「駈馬神事(かけうましんじ)」は、古来から続く伝統的な馬術の祭りで、京都市伏見区にある藤森神社で開催されます。

        この神事は、藤森神社が馬の守護神を祀っていることから、武士や騎馬文化に関連した行事として知られています。

        藤森神社は、平安時代から続く歴史ある神社で、特に馬に関する信仰が深く根付いています。
        駈馬神事は、平安時代の武士が技術を競い合ったことが起源とされ、古くから続く伝統行事です。

         駈馬神事は、5月5日の「藤森祭」の一環として行われます。
        祭りのメインイベントである駈馬神事では、騎馬武者が馬に乗り、様々な技を披露します。
        特に、馬上から的を射る「流鏑馬(やぶさめ)」や、馬を操る「騎射(きしゃ)」などの勇壮な馬術が見どころです。

          参加する騎馬武者たちは、伝統的な装束をまとい、戦国時代の武士の姿を再現します。
          彼らは長年の訓練を積んでおり、その技術と勇壮な姿は観客を魅了します。

      1葵祭

        • 開催日:2025年5月15日
        • 場所:上賀茂神社 下鴨神社
        • 概要:葵祭は、京都三大祭の一つで、毎年5月に行われる歴史と伝統に彩られた祭りです。

          正式名称は賀茂祭で、京都御所から下鴨神社、上賀茂神社まで約8キロメートルの道のりを、平安時代の貴族の装束を身にまとった行列が練り歩きます。

          この行列は、葵の葉を飾った牛車や騎馬武者、供奉者(ぐぶうしゃ)と呼ばれる貴族たちによって構成され、その華麗な姿はまるで平安時代にタイムスリップしたかのような光景を演出します。

          葵祭の起源は古く、6世紀に遡り、当時の天皇が五穀豊穣を祈願するために始めたとされています。
          祭りの最大の見どころは、行列の途中で行われる「流鏑馬」や「賀茂舞」といった伝統的な儀式で、これらの儀式は神聖な雰囲気の中で執り行われ、観客を魅了します。

          葵祭は、京都の文化と歴史を深く感じることができる貴重な祭りであり、多くの観光客が訪れる人気のイベントです。

      今宮祭

        • 開催日:2025年5月1日~中旬
        • 場所:北区紫野今宮町
        • 概要:今宮祭は、京都市北区にある今宮神社で毎年行われる伝統的な祭りで、地域の疫病退散と繁栄を祈願します。

          この祭りは、平安時代に疫病が流行した際に、神社が建立され、その御利益を求めて始まったとされています。

          今宮祭の見どころは、華やかな神輿の巡行で、神輿が地域を練り歩き、その姿は壮観です。
          神輿の他にも、太鼓や笛の演奏に合わせた踊りや、地域の子供たちによる演芸が披露され、祭りの雰囲気を盛り上げます。

          また、今宮神社の境内では、様々な屋台が立ち並び、地元の特産品や美味しい食べ物を楽しむことができます。
          祭りの期間中、多くの参拝者が訪れ、神社の神聖な雰囲気の中で地域の安寧を祈り、祭りを通じて地域の絆を深めます。

          今宮祭は、古くから続く伝統行事であり、地域の文化と歴史を感じることができる重要な祭りです。

        大原女まつり

          • 開催日:2025年5月中旬
          • 場所:大原周辺
          • 概要:大原女祭は、京都市左京区の大原で毎年行われる祭りで、古くから伝わる大原女の伝統を祝います。

            大原女とは、古代から中世にかけて、京都市内で薪を背負い、売り歩いていた女性たちのことを指し、その姿は京都の風物詩として広く知られています。
            大原女祭では、大原女の伝統的な衣装を着た女性たちが町を練り歩き、その姿は非常に美しく、古き良き時代を感じさせます。

            祭りの期間中、大原の町は多くの観光客で賑わい、地元の特産品や手作りの工芸品が販売される屋台が立ち並びます。
            また、伝統的な舞や音楽の演奏も行われ、地域の文化を感じることができます。

            大原女祭は、地元の人々が一体となって行うイベントであり、地域の伝統と文化を次世代に伝える重要な役割を果たしています。
            祭りを通じて、訪れる人々は大原の自然と文化に触れ、心温まるひとときを過ごすことができます。

        上御霊祭

          • 開催日:2025年5月
          • 場所:上京区上御霊竪町
          • 概要:上御霊祭は、京都市上京区の上御霊神社で毎年行われる祭りで、地域の安寧と繁栄を祈願します。

            この祭りは、平安時代に始まったとされ、その歴史は非常に古いものです。
            祭りの期間中、神輿や山車が練り歩き、地域を盛り上げます。

            特に、神輿の巡行は見どころで、多くの参拝者がその勇壮な姿に感動します。
            祭りでは、地域の子供たちによる演芸や伝統的な舞の披露も行われ、地元の文化が色濃く反映されています。

            また、神社の境内では、屋台が立ち並び、地元の特産品や美味しい食べ物を楽しむことができます。
            上御霊祭は、地域の人々が一体となって行う重要な行事であり、地元の絆を深める役割を果たしています。

            歴史と伝統を感じながら、地域の繁栄を祈るこの祭りは、多くの人々にとって大切なイベントです。

        下御霊祭

          • 開催日:2025年5月中旬
          • 場所:中京区寺町通丸太町下る
          • 概要:下御霊祭は、京都市中京区の下御霊神社で毎年行われる伝統的な祭りで、地域の繁栄と平和を祈願します。

            この祭りは、平安時代に起源を持ち、地域の守護神を祀るために行われます。
            祭りの期間中、猿田彦神輿の先導のもと複数の神輿が巡行し、地元の通りを練り歩く様子は壮観です。

            神輿の他にも、様々な奉納行事が行われ、地域の文化が色濃く反映されています。

            また、地元の子供たちによる演芸や伝統的な舞の披露もあり、祭りの雰囲気を一層盛り上げます。
            下御霊神社の境内では、屋台が立ち並び、地元の特産品や美味しい食べ物を楽しむことができます。
            祭りは地域の人々が一体となって行う重要な行事であり、地元の絆を深める役割を果たしています。

            歴史と伝統を感じながら、地域の平和と繁栄を祈るこの祭りは、多くの人々にとって大切なイベントです。

        嵐山三船祭

          • 開催日:2025年5月第3日曜日
          • 場所:車折神社
          • 概要:嵐山三船祭は、京都市右京区の嵐山大堰川で毎年行われる伝統的な祭りで、平安時代の船遊びを再現するイベントです。

            この祭りは、嵐山の美しい自然景観を背景に、雅な装束を身にまとった人々が船上で舞を披露することで知られています。

            三船祭の名前は、祭りに登場する三隻の船(龍頭船、鷺足船、鶴足船)に由来しており、それぞれの船は異なる役割を持ち、華やかな光景を演出します。

            祭りの見どころは、船上で行われる雅楽や舞のパフォーマンスで、その優雅な姿に多くの観客が魅了されます。
            また、祭りの期間中、嵐山の周辺では様々なイベントや屋台が立ち並び、訪れる人々を楽しませます。

            嵐山三船祭は、京都の伝統文化と自然の美しさを感じることができる貴重なイベントであり、多くの観光客が訪れる人気の祭りです。

        まとめ

        5月の京都は、新緑の隙間から光が差し込み風が吹き、目にも美しく体にも気持ちの良い大変良い時期です。
        4月に続いて天候も安定し、暑くも寒くもない非常に過ごしやすい時期ですので、伝統行事やイベントも多くゆっくり様々な場所を歩いて楽しめる時期でもあります。

        是非この5月の行事、そして新緑の京都を存分に堪能してください。

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