こちらの記事では、「京都に行きたいけど人が多いからなあ~」と迷っている方に向けて、京都生まれの私が思う穴場をご紹介したいと思います。
ここでいう「穴場」は、

  • 名前は知っているけどあまりツアーの候補に入らない
  • メジャーじゃないけどTHE京都
  • スポットが一つではなく周りにも見どころあり
  • 時期によりすいている

という完全に私の独断と偏見による定義といたします(笑)。

いわゆるディープな京都をお探しの方はこちらの記事も併せてぜひお読みください。
また、

  • 静かに過ごしたい
  • 混んでいない場所に行きたい
  • 自分でなかなか行きづらいとこも見てみたい

という方は、お気軽にお問い合わせくださいね。

京都西陣の 職人たちと出会う旅[体験半日観光]

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    京都の観光名所でも穴場はある

    2024年現在の京都で地元民の話題にしょっちゅう上がるのが、やはりオーバーツーリズムについてです。
    オーバーツーリズムを一応説明しますと、

    過度な観光客の増加に伴う渋滞や騒音、自然環境への悪影響などの弊害の総称。「over(許容範囲を超えた)」と「tourism(旅行)」を組み合わせた造語で、2016年ごろからアメリカで使われ始めた。日本では観光公害ともよばれる。オーバーツーリズムは大きく分けて、(1)住民の生活環境の悪化、(2)観光資源の劣化、(3)経済的な損失、という三つのマイナス効果を複合的にもたらす。

    引用:「日本大百科全書ニッポニカ」より

    ということです。
    オーバーツーリズムと言えば一昔前は、イタリアのベネチアとかフランスのモンサンミッシェルとかいうイメージがありましたよね?
    最近ではスペインのバルセロナでも地元民の「旅行者は帰れ!」というデモがあったとか!
    そんな遠い話題だと思っていたこのオーバーツーリズムがなんとおらが町京都でも!?

    では、上の説明と現状の京都を当てはめて考えてみましょう。

    1. 住民の生活環境の悪化→市バスに乗れないか、乗れても座れない・家を写真に撮られる・路上にごみを放置される・駅のトイレが乱れる
    2. 観光資源の劣化→嵐山の竹林や寺社仏閣の柱への落書き
    3. 経済的な損失→昔から京都が好きで来ていた国内観光客の減少・大人数に対応するための宿や食事の変化

    私が思いつくのはこのぐらいです。
    確かに場所によっては、バスが混んでいて何台かやり過ごしてから乗ったり、以前はなかった場所にごみが落ちていたり。
    また、落書きも実際見かけて悲しい気持ちになったり、今の京都には行きたくないという友人もいたり。
    実際にそういう変化があるのは確かです。

    ですが一方で、そうではない場所もまだまだたくさんあるかな?というのが私の印象でもあります。
    「場所によっては」というのがポイントで、京都全体がオーバーツーリズムとは言えないのではないか?とも正直思うのです。
    ゆっくり見て回れるところもありますし、ごみ一つ落ちてない静寂と美の京都らしい場所はまだまだあります。

    京都旅行に行くならまずは時期を外してみる

    京都旅行の一番人気はやはり、

    1. 秋の紅葉
    2. 続いて4月の桜シーズン

    ではないでしょうか?

    鴨川沿いの桜並木や紅葉の社寺仏閣はそれはもう最高に「日本」そして「京都」を感じられます。
    やはり盆地で「すり鉢状」の形をした京都ですから、夏は燃えるほど暑く冬は底冷えの強烈な寒さであることは確かです。
    しかし、桜や紅葉とは違う美しい京都が、初夏と冬にはあります。

    なんと美しい新緑と青空と灯篭の朱色!
    こちらは初夏の鞍馬山です。


    そして、降り積もった雪の中で均等に建ち並ぶ灯篭の朱色!
    こちらは極寒の貴船神社です。
    この後私は風邪をひきました(笑)…。

    このように、あえてみんなが殺到する桜シーズンと紅葉シーズンを外して、新緑の京都や冬(極寒やでぇ~)の京都を楽しむというのが「穴場」であると私は思います。
    初夏はとにかく明るくて空と緑がきれいですし、冬は食べ物もおいしいですよ!

    特に湯豆腐!そして樽出しのすぐき(あ、冬に出来上がる漬物です)!
    京都の豆腐のおいしさと言ったらほんまにもう・・・
    これを堪能するには冬ですよ、皆さま。

    京都の豆腐をより知りたい方こちらの記事もぜひ!

    京都旅行で比較的すいている寺社仏閣

    あとはやはり、京都と言えば寺社仏閣ですが、だからこそ数はめちゃくちゃありますので(笑)、中心部ではないお寺や神社はいかがでしょうか?
    中心部ではないといっても、何もないへき地ではなく、歩いてみて回れてお店などもある穴場として京都市左京区の私の推しをいくつか挙げてみます。

    • 鞍馬山(鞍馬寺・由岐神社)
    • 貴船神社
    • 三千院
    • 宝泉院
    • 勝林院
    • 実行院
    • 蓮成院
    • 大原来迎院
    • 寂光院
    • 正伝寺
    • 大田神社
    • 上賀茂神社
    • 下鴨神社

    などなど、左京区には、自然が多く、混みあわないけど非常に京都らしい寺院が豊富にあります。
    そしてその周りにはおいしい食事処やお土産店もあり、半日~1日ゆっくりと過ごすことができます。

    しかも、中心部よりも気温が3~5℃下がりますので、夏は涼しめ(涼しいとは言ってない)、冬は雪景色の可能性(必ず雪が降るとは言えない)が中心部に比べると高いです。

    【鞍馬山「由岐神社」】


    【上賀茂「大田神社」】

    【下鴨神社】

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    京都旅行の交通手段の穴場

    あとは、京都を回るときに、タクシーかバスをご利用の方が多いと思うのですが、私の推し交通手段は、

    1. 叡山電車(えいでん)
    2. 地下鉄烏丸線(からすません)

    です!
    中心部より上(かみ)→つまり北は、そこまで混雑していません。

    【叡電「鞍馬」駅】

    【叡電「八瀬比叡山口」駅】

    叡山電車は出町柳から出ていまして、京阪に乗り換えれば京都の中心部にも大阪方面にも行けます。
    京都市営地下鉄は東西線(嵐山に行く方)と烏丸線がありまして、烏丸線は京都駅から国際会館(京都議定書の場所!)まで行けます。
    意外に中心部とのアクセスも良いですし、逆に言えば中心部のみ混雑していて外れたとたんに一気に空きます(笑)。
    ですので、上記の穴場に行かれる場合は、是非ご一考くださいませ。
    叡山電車も地下鉄も、よりローカル感が増しますよ!

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    まとめ

    京都の穴場は、意外とあります。
    中心部の一部だけを見て「オーバーツーリズムだ!」「京都はもう以前の京都じゃない!」というのはもったいない!
    ぜひとも、シーズン(季節)を外してみたり、中心部を外してみたり、主要な交通手段を外してみたりしながら、京都の今を楽しんでみてほしいです。

    弊社は金閣寺にほど近い大徳寺の近くにあり、地元密着型のツアーを多数催行しています。
    地元ならではの街歩きツアーもございますので、是非ともお気軽にお問い合わせくださいね。
    是非京都の穴場に挑戦し、よりローカルなツアーにもご参加くださいね。

    京都西陣の 職人たちと出会う旅[体験半日観光]

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