【京都の行事】2024年12月開催おすすめイベント

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こちらの記事では、京都市で12月に開催される行事の中からおすすめのものをいくつかご紹介いたします。
12月は師走(しわす)ですね。

師走の語源には諸説ありますが、「師」はお坊さんのことで、年末に走り回る忙しさになることから師走と名付けられたという説があります。
走り回るお坊さんを想像するとちょっと面白いですよね。
というか、お坊さんでなくても走り回る忙しさの人が多いのがこの12月かもしれません…。

冬の京都に旅行をお考えの方で、

  • 静かに過ごしたい
  • 混んでいない場所に行きたい
  • 自分でなかなか行きづらいとこも見てみたい

という方は、お気軽にお問い合わせくださいね。

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【京都の行事】2024年12月開催おすすめイベント

12月の京都は非常に寒いです。
雪国ではないものの雪が降る日もあり、また底冷えでキンキンに冷えた空気が体の芯に突き刺さるような厳しい寒さです。


ただ、冬の京都は静けさと美しさが共存する特別な季節でもあります。
12月には、寒い冬だからこそ親しまれてきたさまざまな行事が開催されます。
これらのイベントを通じて、極寒に負けず、冬の京都の魅力を存分に楽しんでください。

南座 吉例顔見世興行

  • 開催日:2024年12月
  • 場所:京都市東山区四条大橋東詰
  • 概要:南座で行われる「吉例顔見世興行」は、毎年12月に開催される伝統的な歌舞伎公演です。
    この興行は、全国の歌舞伎ファンにとって一大イベントであり、南座の「まねき看板」に名前が掲げられた一流の役者たちが一堂に会します。

    公演期間中は、古典から新作まで多彩な演目が上演され、訪れる観客を魅了します。
    南座の歴史ある舞台で繰り広げられる華やかな歌舞伎の世界は、京都の冬を彩る一大イベントとして広く知られています。

    また、劇場周辺の祇園の風情と相まって、特別な観劇体験を提供します。
    四条大橋から祇園のあの景色は、冬の寒々しい枯れ木でもやはり荘厳で「あぁ、京都に来たな」という感じがすると思います。

    歌舞伎ファンの方はもちろんですが、そうでない方も劇場前の雰囲気を楽しむだけでも是非前を通ってみてくださいね。

    北野天満宮の大根炊き

    • 開催日:2024年12月7日~8日
    • 場所:京都市上京区馬喰町
    • 概要:北野天満宮で毎年12月に行われる「大根炊き」は、風邪予防と無病息災を祈願する伝統的な行事です。
      大根炊きでは、大鍋で煮込まれた熱々の大根が参拝者に振る舞われ、その温かさが冬の寒さを和らげます。

      参道には、地元の特産品や手作りの工芸品を販売する露店が立ち並び、祭りの賑わいを楽しむことができます。
      この行事は、地元の人々だけでなく観光客にも人気があり、北野天満宮の美しい紅葉と共に、京都の冬の風物詩として広く愛されています。

      これは昔から京都の冬の恒例行事として親しまれてきました。
      寒い中でハフハフと熱い大根をいただきながら無病息災をお祈りするのですが、子どもの時から複数のお寺さんで開催されていた記憶があります。

      北野天満宮は学問の神様として有名ですので、お受験やその他勉強を一生懸命されている方や応援をされている方は、少しの息抜きに大根炊きに来てみても良いと思いますよ。

    大報恩寺(千本釈迦堂)の大根炊き

    • 開催日:2024年12月7日~8日
    • 場所:京都市上京区溝前町
    • 概要:こちらは「大根炊き(だいこたき)の中でも有名でよくテレビでも紹介されており、鎌倉時代から続く歴史ある行事です。
      お釈迦様が苦行の末に、悟りを開いた日で法要を営み、この日にちなんで境内で大根炊きをし、人々にふるまいます。

      境内に特設された大鍋で大量の大根が炊かれ、その大根を参拝者にふるまうことで、健康を祈念します。

      この煮大根を食べることで、冬の寒さを乗り越え、無病息災で過ごせるとされています。

    京料理展示大会(みやこめっせ)

    • 開催日:2024年12月中旬
    • 場所:京都市左京区岡崎公園(京都勧業会館)
    • 概要:こちらは明治時代からの歴史を有する伝統的な京料理を展示するイベントです。
      京料理はよく「目でも楽しむ」と言われますが、本当に見た目が美しいのが特徴で、器や食材、その角度に至って細部までこだわられた展示は一見の価値ありです。
      また、料理の展示だけでなく、お正月の食材や料理道具の販売もあり、いろいろとみて回れる工夫されたイベントです。

      10時から16時まで開催していますので、左京区にお立ち寄りの際は是非のぞいてみてくださいね。

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    お煤払い(おすすはらい)

    • 開催日:2024年12月20日
    • 場所:京都市上京区溝前町
    • 概要:お煤払いは、江戸時代から続く伝統的な年末行事で、清掃を通じて心身を清め、新年を迎える準備をするという意味があります。

      午前中に行われる煤払いでは、僧侶や職員、地域のボランティアが協力して、本堂や境内の隅々まで丁寧に掃除します。
      その後、法要が執り行われ、参加者は今年一年の感謝と来年の無事を祈ります。

      こちらも毎年テレビで恒例行事として紹介されていますね。
      西本願寺のお煤払いは、地元の人々や観光客にも親しまれており、年末の風物詩として多くの人々が参加します。

      この行事を通じて、新年を迎える準備が整えられ、清らかな気持ちで新年を迎えることができます。
      煤払いの方法は、伝統的な方法で、長い竹の棒に白い布をつけた「煤払い棒」を使って、天井や柱などの高い場所の煤を払います。

      煤払いと法要によって今年の心の煤(すす)もきれいさっぱり払ってみてはいかがでしょうか。

    平安神宮の除夜祭

    開催日:2024年12月31日午後4時
    場所:京都市左京区岡崎
    概要:平安神宮で行われる除夜祭は、大晦日の夜に開催される神聖な行事で、旧年の穢れを祓い、新年の幸福を祈願します。
    除夜祭では、神職による厳かな儀式が執り行われ、多くの参拝者が平安神宮に訪れます。

    平安神宮の周辺は、疎水があって図書館や美術館があって、とても文化的で上品な街の雰囲気です。
    しかも平安神宮は鳥居も境内もとにかく大きくて広いです。

    時間帯によっては混み合いますが、やはりあの大きな朱色の鳥居と建物は間近で見ると感動すると思います。
    平安神宮の壮大な建物と共に、静かに新年を迎えるこの特別な瞬間を体験してみてください。

    高台寺 除夜の鐘・元日夜間特別拝観

    開催日:2024年12月31日~1月1日
    場所:京都市東山区高台寺
    概要:高台寺では、年末に先着108組にはなりますが、整理券配布のもと、除夜の鐘の一般参加ができます。

    また、12月31日の22時から1月1日の午前2時までの4時間のみ初参りの夜間参拝ができます。
    この期間中、寺院の美しい庭園や建物がライトアップされ、夜の静寂の中で幻想的な景色を楽しむことができます。

    高台寺は豊臣秀吉の正室、北政所(ねね)によって建立された寺院であり、その歴史的背景と美しい庭園は多くの観光客に人気があります。
    大変寒い時期ではありますが、京都で特別な年越しをお考えの方は是非お早めに厚着をして出かけてみてくださいね。

    まとめ

    12月の京都は、本当に寒いです。

    ただ、昼間は明るく歩けば温かくなる日もありますし、外出できないほどではありません。
    また、その年にもよりますが、初旬だとまだ紅葉も見られますし、観光にもまだまだ良い時期だと思います。
    しっかり着込んで、冬だからこそ美味しいもの、美しいものを楽しむには絶好の機会です。

    是非この12月の行事を通して冬の京都の魅力も存分に堪能してください。

    皆さまの京都旅がより一層充実したものになるよう、弊社も様々なツアーを企画しています。
    少人数でローカルならではの深堀ツアーをお探しの方、ガイドと歩きながらゆっくりと回るツアーをご希望の方は是非ご参加くださいませ。

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