弊社が位置する北区の西陣エリアは社寺仏閣も去ることながら、とても情緒のある素敵な建物がたくさんあります。
今回は、

  • 京都旅行のリピーターさん
  • 京都で一人旅をお考えの方
  • 特に行先を決めずにフィーリング旅!

などなどの方に向けて、カメラ片手にブラブラ歩きたくなる特別なスポットをご紹介いたします。

少人数の町歩きツアーも開催しておりますので、お気軽にお問い合わせくださいね。

京都西陣の 職人たちと出会う旅[体験半日観光]

京都の旅を特別にする混雑しにくい古き良きスポット

京都にご旅行をお考えの方が一番に思うのは、

  • 京都と言えば大混雑
  • 静かな場所なんてあるのか
  • ゆっくり京都ツアーを楽しみたい
  • 定番観光地以外の情報を知りたい

などではないでしょうか?

昨今の京都で、そんな静かでゆっくりできる情緒あるスポットはあるでしょうか?

西陣の古い街並みに溶け込む美味しいお店「さらさ」

西陣はその名の通り「西陣織」で栄えた伝統ある古き良き町並みで、景観は京都市の条例で特別に管理されています。

ですので、昔の建物が多く残り、また新しい建物を建てる時も一定の基準を設けていて、街並みが崩れないように維持されています。

マジョリカタイルのレトロでカラフルな外観は、なぜかその時代に生きていなかったのに「懐かしさ」を覚えてしまう不思議な姿!
胸がギュッとなるようなタイムスリップしてしまう建物です。

また、外観はレトロなのにメニューは現代!オーダーはデジタル!!
美味しいハンバーグや唐揚げランチ、手作りデザートが楽しめるんですよ、これが!

このギャップもたまりません。

映画のロケ地にもなった素敵な場所ですので、町歩き&ロケ地ツアーがてらランチはいかがでしょうか?

また、完全に余談ですが、私は以前台湾に住んでいたことがあるのですが、このマジョリカタイルの感じが台湾を彷彿とさせます。
ですので、台湾好きの方も絶対ほっこりするはずです(笑)!

 

 

サウナあり!露天風呂あり!今も愛される特別な銭湯「船岡温泉」

こちらは大正12年創業の非常に凝った作りの銭湯です。

なんと脱衣所と浴室部分が2003年7月に国の「登録有形文化財」に京都の銭湯で初めて登録されました。
現役の公衆浴場としては全国でわずか3例目だそうです。

ここは私が大学生の頃から通っていたのですが、思わず口を開けて見上げてしまうデザイン!
とにかく建物が素晴らしすぎて語彙が足りません。

欄間(らんま)や天井の彫刻、タイルなど全てが伝統的でめちゃくちゃ細かいです。
そして大変古いにもかかわらず清潔にとても大切に維持されていて素敵すぎる!

にもかかわらず、薬湯やサウナ、露天風呂まであり、普通に現代のお風呂として大いに楽しんでいました。
今考えれば非常に贅沢な体験なわけですが、とても身近で今でも人を惹きつける、人に便利と快適さと情緒を与えてくれる、そんな場所なんですよね。

それに、ここは「西陣」です。
かつて西陣織が栄え、多くの職人さんや商人が行きかうお洒落な街だった場所。
だからこそ、最高級の着物を作るために集まった言わば芸術職人集団をも唸らせるお風呂を設えたのだと感じます。

目の肥えた職人さんたちは、この素晴らしいお風呂に入ったあと、瓶の牛乳は飲んだのかなあ(笑)。
本当にあれは美味しいですよね・・・

 

織田信長公を御祭神として祀っている「建勲神社」(けんくんじんじゃ)

こちらは、本殿、神門、拝殿など社内9か所が2008年に登録有形文化財に指定された由緒ある神社で、意外に京都の中では新しい明治時創建のものです。


簡単に創建の流れを説明します。

  1. 明治2年(1869年)、明治天皇が、戦国時代に天下統一や朝廷の復興を進めた織田信長公の偉業を称え、特別に神社を創設するよう命じられる
  2. 明治3年(1870年)には「建勲(たけいさお)」という神号が授けられる
  3. 明治8年(1875年)には別格官幣社に指定され、山城国の船岡山に社地が与えられる
  4. 明治13年(1880年)には社殿が新しく建てられ、信長公の嫡子である信忠卿も一緒に祀られた
  5. 明治43年(1910年)には、社殿が山麓から山頂の現在の場所に移された

このような流れで今に至ります。

誰もが知る英雄「織田信長」公の偉大な精神は、国家の安定と国民の平和を守る神として船岡山の山頂に鎮まっているのです。

では、「船岡山」とはどんな土地なのでしょうか?

 

様々な出来事の起きた「船岡山」(ふなおかやま)

船岡山(ふなおかやま)は、標高112メートルの小高い山です。

歴史的に重要な場所で、古くから京都の北の守りとされてきました。
山頂からは京都市内を一望でき、景色が美しい場所としても知られています。

また、戦国時代の英雄・織田信長を祀る建勲神社(けんくんじんじゃ/たけいさおじんじゃ)が山頂にあります。
桜や紅葉の名所でもあり、今では地元の人々や観光客に親しまれていますが、歴史的には様々なことが起こった場所でもあります。

  1. 応仁の乱(1467年–1477年)

船岡山は、応仁の乱の戦略的な要所となりました。
応仁の乱は、室町時代の大規模な内戦で、細川氏と山名氏を中心とした東西両軍が争いを繰り広げました。
船岡山は、京都の北側を押さえるための重要な拠点とされ、ここで戦闘が行われたことがあります。
乱の間、船岡山周辺は激しい戦場となりました。

2. 豊臣秀吉の「御土居」築造(1591年)

豊臣秀吉が京都の防衛と治安維持のために築いた「御土居(おどい)」という土塁が船岡山付近を通っています。
この土塁は、京都を囲む防御施設であり、船岡山はその一部として重要な位置にありました。
「御土居」の遺構は現在も一部残されています。

3. 建勲神社の創設(1869年)

明治時代になると、織田信長を祀るために建勲神社が船岡山の山頂に創設されました。
これは、信長が天下統一を進めた偉業を称えるためで、明治政府によって特別に認められた神社です。

この神社は現在も信長の功績を称える場所として、また京都の観光名所として知られています。

船岡山は、このように戦国時代から近代にかけてさまざまな歴史的出来事に関わってきた場所なんです。

今はとても静かで厳かな雰囲気が漂っていますが、たくさんの血が流れた場所でもあったのですね・・・。
いかにも京都らしい場所とも言えるかもしれませんね。

 

一休さんでおなじみの「大徳寺」

  • 大徳寺と言えば一休さん
  • 大徳寺と言えば千利休
  • 大徳寺と言えば枯山水のお庭

さて皆様はいかがでしょうか?

私はドンピシャの一休さん世代なので、弊社がさよちゃんの家の近所かもしれないエリアなのはムネアツです(笑)。
あの屏風のトラを出すトンチをあの中で説いたのか・・・とか考えてしまうわけです。

そんな大徳寺ですが、外から見ただけで何とも言えない高貴な雰囲気があるのですが、中をゆっくり回ろうと思うと、本当に長い時間過ごせる場所だと思います。
金閣寺とそう離れてはいないのですが、混雑具合は全く違います。

広い敷地内を静かに過ごせる素晴らしい場所で、お庭を見て回るだけでもかなり満足度が高いです。
また、周辺のお店もとても京都らしく、かといってそこまで混雑もしていません。

  • お豆腐屋さん
  • お針箱屋さん
  • 大徳寺納豆屋さん(一休さんが日本に持ち込んだとか!)
  • お寿司屋さん
  • 商店街

などなどすぐ横にありますので、混雑せずにお買い物もお食事もでき、町歩きや一人女子旅のツアーコースとしてももってこいのエリアですよ。

まとめ

北区は歴史ある町並みと静かな雰囲気の場所がたくさんあります。
そして上に挙げたスポットには共通点があります!

  • とても京都らしい
  • 伝統と歴史がある
  • 名所なのに混雑していない
  • 歩いてゆっくり巡ることができる

京都と言えば清水寺、嵐山、金閣寺、銀閣寺などのゴールデンコースもとても素敵ですが、「普通の街」を歩いてみるという楽しみ方もおすすめです。

  • 京都の町をただ歩いてみたい
  • 京都の暮らしの一端を感じてみたい
  • 古き良き町並みを写真に残したい
  • 一人で気ままにブラブラしたい

そういった方たちに是非とも歩いてみていただきたいのが、この西陣の町並みです。

一人で歩くもよし、友達や家族と散策するもよし、です。
そして、もし「ガイド付きでゆっくり知りたいな~」という方がいらっしゃれば、弊社の町歩きツアーも是非お気軽にお問い合わせください。

京都西陣の 職人たちと出会う旅[体験半日観光]

また、写真に撮りたくなる京都らしいスポットも是非チェックしてみてくださいね。

  • 大体京都旅行のプランは決まったけど半日どうしようかなぁ
  • 最終日の自由時間に最適な短いツアーはないかなぁ
  • 社寺仏閣以外のウォ―キングツアーにさんかしたいなぁ
  • 何か良い現地のオプショナルツアーないかなぁ
  • 混雑を避けた疲れないプランないかなぁ

という方は、是非弊社が地元ならではのツアーをご提案いたしますよ!
お気軽にお問い合わせくださいね!

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