こちらの記事では、京都で行われる行事の中からおすすめすを季節ごとにご紹介したいと思います。
- せっかく京都に行くから何か行事に参加したい
- 特に予定を立てずに京都に行く
- 宿泊施設の近くで何か面白いイベントはないかな?
- イベント大好き!京都大好き!
などの方に向けて8月に予定されている行事をお伝えします!
「京都に行く前に確認しておきたい!」地元民の考察も併せてどうぞ。
目 次
京都は行事がたくさん!季節ごとのイベントでもっと京都を楽しもう!
8月の京都は、とにかく暑いです!
気温も35度を超える日が多く、湿度も高くてジメジメしています。
「自分は暑さに慣れてる」という外国の方でも、この京都の湿度に結構驚いてアイスを食べまくる(笑)方が続出したりする季節です。
それだけ暑くて、日差しも強くて、湿度が最高に不快な真夏でも、多くの観光客の方々を惹きつける京都。
やはり京都の独特なこと古都や山々の雰囲気で、なんとなく気分は涼しく思えてくるのかもしれませんね。
8月のイベントには暑さ対策・熱中症対策をしっかりして出かけてみてくださいね!
鴨川納涼2024
8月4日(日)17:00~20:00 雨天により中止(2024)
鴨川 (三条大橋と四条大橋の間・右岸河川敷)
実は筆者も出演したことが過去にあるのですが(笑)、鴨川の雅な雰囲気の中でフラを踊るという楽しい体験でございました。
というわけで、京都の古き良き雰囲気と新しい文化がコラボしたユニークな舞台でしたよ!
ふれあい空間ステージでは、フラ以外でもベリーダンスやバンド演奏の舞台もあり、夕方の鴨川の雰囲気と相まって非常にワクワクします。
中央ステージでは、日本国内の郷土や地域・伝統に関する演目もありますので、新旧色々と楽しめるのが魅力です。
2023年には友禅流しの実演もあり、またおいしいB級グルメや生ビールも楽しめますので、是非とも出かけてみてください。
場所的に本当に河川敷なので(笑)、暑くなったら上に上がってコンビニやスタバや居酒屋にもすぐに行けますし、非常に行きやすいのも利点です。
夏の鴨川を楽しみながら、美しい鴨川を残していくため、環境に関しても思いを馳せてみてください。
https://kyoto-kamogawanouryou.jp/
*お問い合わせ鴨川納涼実行委員会
(事務局:公益社団法人 京都府観光連盟)
075-411-9990(平日8:30~17:15)
アクセス:
- 市バス「三条京阪前」
- 地下鉄東西線「三条京阪」駅
- 京阪電車「三条」駅または「祇園四条」駅
- 市バス「四条河原町」・阪急電車「京都河原町」駅下車すぐ
京の夏の旅 八坂神社 本殿
八坂神社本殿
料金:
大人800円/小学生400円
八坂神社の昔の呼び名はご存じでしょうか?
実は、「祇園社」と呼ばれ一般に「祇園さん」の名で親しまれてきました。
八坂神社は、昔京都に流行した疫病を祓うために創建され、この神を祭って疫神を祓おうとしました。
素戔嗚尊(すさのをのみこと)や櫛稲田姫命(くしいなだひめのみこと)を祀る本殿(国宝)は、本殿と拝殿を一つ屋根で覆う「祇園造」と呼ばれる構造になっています。
また、本殿の下に大きな池があるのですが、京都の人はみんな青龍が棲んでいると信じています。(私も信じています!)
こちらが大和の「気」が貯まる龍穴であり、絶大な開運効果があるとも言われています。
また、私が八坂神社が好きな理由としては、「神仏習合」の名残があるからです。
その頃の人々の信仰に思いを馳せながらボーっとしていると時間が経つのを忘れてしまいます。
この機会に、是非とも円山応挙筆「番鶏図衝立」ほか貴重な御神宝を拝観してみてくださいね。
尚、素足での拝観はできません。靴下をお忘れなく!
公式サイト:https://ja.kyoto.travel/specialopening/summer/
お問い合わせ:
(今日の夏の旅コールセンター)
075-585-5181(9:00~17:00)
アクセス:
京阪電車「祇園四条」駅下車 徒歩7分
地下鉄東西線「東山」駅下車 徒歩10分
市バス「祇園」下車
夏越神事(下鴨神社)
日程・時間:
2024年8月6日
18:30~
会場:
下鴨神社
こちらは私が大好きな下賀茂神社の行事です。
境内にある御手洗池の中央に、50本の斎串を円形に立て厄除の人形とともにお祓いをします。
この神事が終わると裸の男子が斎串を奪い合います。
毎年立秋の前夜に行われる恒例行事です。
境内の青々とした木々が非常に幻想的で、意外と都心部にあるのですが、すごく静寂という感じの場です。
公式サイト:
https://www.shimogamo-jinja.or.jp
お問い合わせ:
下鴨神社
(075₋781-0010)
アクセス:
京阪電車「出町柳」 徒歩約12分
市バス「下賀茂神社前」 徒歩約5分
五条若宮陶器祭
五条~
「陶器市」は、大正9年に五条通りで「六道まいり」や大谷本廟の参拝者を対象に陶器が販売されたのが最初と言われています。
その後、「清水焼発祥之地五條坂」の記念碑が建立され、「陶器まつり」は京都の夏の風物詩として一気に広まりました。
暑い中、ウロウロして人をかき分け陶器を見て回った思い出が、京都の人ならあるのではないでしょうか?
それぐらい地元民にも愛されるお祭りです。
コロナ禍で中止されていましたが、2023年に小規模な陶器祭が実施されました。
この陶器市は旅行気分も地元民気分も両方味わえるとても雰囲気の良いイベントです。
暑い中ですが、陶器好きな方は是非とも見ていただきたいイベントです!
公式サイト:
https://sites.google.com/view/gojowakamiyatoukimat
お問い合わせ:
五条若宮陶器祭実行委員会
(075-561-4089)
アクセス:
京阪電車「清水五条」
若宮八幡宮及陶器神社大祭
若宮八幡宮
みんな大好き陶器祭り第2弾ですよ!
というか、上記の陶器祭と同時開催です(笑)。
お問い合わせ:
(075-561-1261)
アクセス:
市バス「五条坂」徒歩5分
納涼古本まつり
2024年8月11日(日)~16日(金)
会場:
下鴨神社 糺の森
こちらも私は幼少期から何度も参加しました。
古本市のあのワクワク感は、スマホ時代の今でも、今だからこそ今後もずっと残ってほしいですよね。
この古本市には西日本の様々な本が集められ、掘り出し物の宝庫です!
緑の中で古本をじっくり見るというのは本当に癒されますよ。
公式サイト:
https://kyoto-koshoken.com/
お問い合わせ:
京都古書研究会/其中堂
( 075-231-2971)
アクセス:
京阪電車「出町柳」駅 徒歩約10分
市バス「下鴨神社前」 徒歩約5分
夕涼みと灯りの路
日程・時間:
2024年8月14日(水)~16日(金)
18:00~20:00
場所:
一念坂・二年坂・二寧坂
こちらも私は何度か歩きました。
100基以上の様々な行灯が東山の坂道に置かれ、とても京都らしく、はんなり(上品で鮮やかな)とした行事だと思います。
関東から来た友人も一緒に参加した際は、「あ~京都最高」と歩きながら連呼しておりました(笑)。
夜でもまだ蒸し暑い時期ではありますが、非常に心地よいウォ―キングになること間違いなしですよ。
公式サイト:
https://2nenzaka.ne.jp/
アクセス:
市バス「東山安井」下車 徒歩約5分
市バス「五条坂」下車 徒歩約5分
嵐山灯篭流し
2024年8月16日(金)
19:00~21:00(中之島公園での灯籠受付は12:00~20:30頃)
場所:
嵐山渡月橋付近
京都では「十三参り」という渡月橋を振り返らずに渡りきるという行事が13歳の時におこなわれ、私も誘惑に打ち勝ち(笑)振り返ることなく渡り切りました。
この橋を渡って子どもから大人へ決意をもって進むという感じでしょうか。
このように、渡月橋は見た目の風情ももちろんですが、京都の地元民にとって様々なけじめというか、区切りを確認するような厳かな場所でもあります。
この灯篭流しは、渡月橋の東詰から、桂川に精霊送りの灯籠を流します。
お盆の時期に様々な思いを寄せたたくさんの灯籠がゆっくりと川を流れる様子は非常現像的で美しいです。
また当日は、五山送り火の「鳥居形」や、遠くに「大文字」も見ることができますので、併せてお楽しみくださいね。
料金:
灯籠1基1,200円(水塔婆1枚付き)
※追加の水塔婆は1枚300円会場
公式サイト:
https://buttorenmei.sakura.ne.jp/
お問い合わせ:
嵯峨佛徒連盟
(080-5307-1060)
アククセス:
市バス28「嵐山公園」下車
阪急電車嵐山線「嵐山」駅下車
京福電気鉄道嵐山本線「嵐山」駅下車
JR嵯峨野線「嵯峨嵐山」駅下車 徒歩15分
大文字五山の送り火
日程・時間:
2024年8月16日(金)
20:00~
会場:五山(京都市内各所の山が見える場所から見学可)
見学ポイント:
- 「大」文字 →賀茂川の堤防(北の方: 丸太町橋~御薗橋の間)
- 「妙」→ 北山通( ノートルダム女学院から地下鉄松ヶ崎駅辺りの間)
- 「法」 →高野川堤防( 高野橋北付近)
- 船形「🚢」→ 北山通( 北山大橋から北西)
- 左「大」文字 →(西大路通 :四条以北~金閣寺にかけて)
- 鳥居形「⛩」→ 松尾橋・広沢の池近辺
公式サイト:
https://www.gozan-okuribi.com/
京都のお盆と言えば、「五山の送り火」ですね。
京都以外の方は「大文字焼き」と呼ぶ方もおられますが、こちらはお盆に帰ってきてくれたご先祖様をお送りする行事なので「送り火」です。
こちら実は、私の母校からは全ての山が見渡せるということで、毎年テレビ局のカメラが来ておりました。
全国から大変な数のお客様が集まる一大イベントということもあり、地元民の私はテレビで見ることがほとんどなのですが(笑)、
帰り道に至近距離で「妙」を見た時には感動して立ち止まってしまいました。そして人はほとんどいなかった(笑)・・・
また私は、この時燃やした炭を拾いに行く登山も以前は行っていました。
運動不足の昨今、また行かなくては・・・
この炭を玄関に飾ると1年無病息災ということで、京都市内の学校では遠足として登山に出掛けているところもあります。
ということで、五山といっても、場所によっては近くだと逆にゆっくり見えたりもします(遠くからいくつかの山を見渡せるポイントが人気なため)。
当日は準備の段階から生中継され、それはもうテレビ画面越しとはいえ大変感動いたします。
また、20時の点灯時間が近づくと10分前頃から市内の家々は協力して消灯し、21時くらい前まで続きます。
また来年帰ってきてね、とご先祖様を盛大にお送りする「五山の送り火」、是非心の中でご先祖様とお話ししながらお楽しみください。
※「五山送り火」点火予定時刻
大文字:午後8時00分
妙法:午後8時05分
船形:午後8時10分
左大文字:午後8時15分
鳥居形:午後8時20分
広河原松上げ(ひろがわら まつあげ)
日程・時間:
2024年8月24日(土)
20:30~
会場:広河原下之町
こちらは非常に迫力のある行事で、私は小学生の頃に毎年実は見に行っておりました。
大人たちが松明(末につけた火の球)を思いっきり上に投げ、高い高い大傘(巨大な棒みたいなもの)にヒットすればボーっと炎が燃え上がり、
何とも言えぬ幻想的でちょっと怖くもあり、ド迫力でもある行事でした。
これは、
- 先祖の供養
- 火の用心
- 五穀豊穣
- 家内安全
の祈願も兼ねています。
皆さまは「火」を見るとなぜがタイムスリップするような気持になりませんか?
広河原は本当に深い森の山里という感じで、普通に行くことはできません。
だからこそ、特別感がありますし、大人になった今でも鮮明に思い出せます。
行かれる際は、夜に終わりますので、バスでその日のうちに帰ってくることはできませんのでお気を付けください。
公式サイト:https://www.city.kyoto.lg.jp/sakyo/page/0000024560.html(左京区役所サイト)
お問い合わせ:
(左京区役所花背出張所 平日8:30~17:00のみ)
075-746-0215
アクセス:
市バス4「出町柳駅前」→京都バス広河原行「下の町」下車備考京都バス広河原行「下の町」
☆2024年8月15日(木)に「花瀬の松上げ」もあり、こちらの方が市内に若干近いです。
(日帰りはできませんのでご注意を)
長岡天神(ながおかてんじん) 夏祭り
日程・時間:
2024年8月25日(日)
会場:
長岡天満宮
演目:
18:15~ 和太鼓演奏(北開田響太鼓)
19:00~ 久世六斎念仏
19:45~ 長岡京音頭
20:00~ 盆踊り(江州音頭)
☆ 本殿前の 厄除茅の輪くぐりを忘れずに!
☆夕刻より八条ケ池水上橋に於いて灯火行事が行なわれます
夏祭りの醍醐味と言えば夜店ですが、こちらは境内にたくさんの夜店が出店されます。
また、長岡京音頭、江州音頭の盆踊り大会や、久世 六斎念仏、和太鼓演奏に神楽奉納など様々なイベントが開催されます。
公式webサイト:
https://nagaokatenmangu.or.jp/
お問い合わせ:
(長岡天満宮)
075-951-1025
アクセス:
阪急電車「長岡天神」駅 徒歩10分
大徳寺塔頭 「興臨院」特別公開
2024年8月31日(土)~9月22日(日)
10:00~16:30受付終了
会場:
大徳寺 興臨院
一休さんや千利休で有名ですが、広大な敷地の中に見どころがあり過ぎる素晴らしい寺院です。
金閣寺行きのバスの途中にございますので、是非大徳寺をみてから金閣寺へ~といつもバスの中で考えている筆者です(笑)。
禅宗建築の代表作と言われている「興臨院」は本堂、表門、唐門が室町時代に創建されました。
また、大徳寺と言えば庭!
世界に誇れる枯山水の名庭は是非ご覧いただきたいです。
昭和の名造園家である中根金作によって復元された本堂前にある枯山水庭園は、桃山風の豪快な石組で蓬莱世界を表現しているそうです。
そして、茶室!
茶室「涵虚亭(かんきょてい)」も特別公開されますので、是非千利休に思いを馳せてみてみてください。
公式サイト:
https://kyotoshunju.com/temple/daitokuji-kohrinin/
お問い合わせ
(京都春秋事務局)
075-231-7015
アクセス:
市バス206「大徳寺前」下車すぐ
まとめ
盆地である京都の夏はものすごく暑いですし、特に湿度の高さでびっくりされる方も多いのですが、だからこそイベントで納涼を楽しんでみてください。
「暑い夏にどうやって少しでも涼やかに過ごすか」という昔の人々の知恵が脈々と受け継がれてきたのが京都の行事です。
皆さまの旅がより一層充実したものになるよう、弊社も様々なツアーを企画しています。
是非お気軽にお問い合わせくださいませ。
京都・西陣の帯屋さん巡りツアー
京都・祇園ナイトツアー
美味しいお豆腐屋さんを巡るツアー
上賀茂神社の社家を巡るツアー