ここでは、こちらの特別な秋の京都ツアーでご紹介した【ゴールデンコース】ではあまり行かないであろう紅葉スポットをご紹介します。
弊社ではメジャーではないコースの少人数の街歩きツアーを多数開催しておりますので、
- 静かに過ごしたい
- 混んでいない場所に行きたい
- 自分でなかなか行きづらいとこも見てみたい
という方は、お気軽にお問い合わせくださいね。
京都西陣の 職人たちと出会う旅[体験半日観光]
目 次
リピーターさんにもおすすめ!京都ローカル紅葉スポット
ご存知の通り、京都の紅葉シーズンは最高です。
たとえ有名すぎる清水寺や金閣寺でも、何度行っても見どころがあり無限に楽しめますよね。
ですがここは、地元の旅行会社ならではの、メジャーからは少し外れた紅葉スポットをご紹介します。
半木神社(なからぎじんじゃ)
こちらは、京都市左京区の「京都府立植物園」内にある神社です。
植物園内に神社があるなんてとてもユニークですよね!
こちらは植物園ができる前から、なからぎの森として自然豊かなエリアでした。
そのなからぎの森は植物園になった今でもとてもよく手入れされ、しっかりと維持されています。
そこに、上賀茂神社の境外末社である半木(なからぎ)神社もあります。
神社の厳かな雰囲気、植物園全体に200本以上あるモミジの木、こんな街中にこんな雰囲気の場所があるなんて!と驚いてしまいます。
紅葉の時期はやはり混み合いますが、メジャーな観光スポットほどではないです。
周辺にも安藤忠雄さん設計の名画の庭や、美味しいパン屋さん、洋食屋さん、お蕎麦屋さんなど楽しめるスポットがたくさんありますよ!
また、植物園の正門まで続く鴨川沿いの並木道もとても静かで紅葉のトンネルが本当に美しいです。
京都工芸繊維大学
京都市左京区の”敢えて寺社仏閣ではない”紅葉スポットを選びました。
こちらは、京都市営地下鉄烏丸線の終点の1個前「松ヶ崎」という駅からすぐの大学です。
大学横の道路から見えますので、横の道をゆっくり歩いて散歩がてら通ってみてください。
大学校舎と黄金に輝くイチョウ並木のコラボが美しいこと…。
本当に見とれてしまいます。
宝が池公園
こちらは、国際会館のほど近くにある大きな池のある公園です。
あまり紅葉スポットというイメージはないかもしれませんが、ハッキリ言って最高です(笑)。
大きな池から臨む国際会館も素晴らしいですし、高い建物のない山々と空のコントラストも本当に落ち着きますし、とにかくゆっくりできます。
そして、紅葉が赤く燃えるような美しさで、ため息が出ます。
池の周辺もジョギングコースとして整備されていて歩けますし、様々な鳥や鯉も見られますし、とにかく癒されます。
地下鉄の最終駅なので遠く感じるかもしれませんが、京都駅から直通20分です。
一度来たら後悔しないはずです。
叡山電車・二ノ瀬駅「紅葉のトンネル」
こちらは今や大人気ではあるのですが、普段はほとんど観光客の方が来ないエリアです(笑)。
紅葉時期だけは特別なんですね、ここが!
叡山電車には様々な車両がありますが、「きらら」という窓が大きく外側に向いた座席で「両サイドが見えるつくり」の車両がこの時期の醍醐味!
昼間もきれいですし、この時期だけの特別な夜間のライトアップは一見の価値ありです。
とても感動します。
実相院
こちらも「床もみじ」で一躍有名になりましたが、メジャーなスポットと比べると静かです。
バスを乗り継いで行くか、秋の気持ちの良い時期でしたら叡山電車の「岩倉駅」からゆっくり歩いても良いと思います。
鞍馬山の由岐神社
こちらは鞍馬山の中にある神社です。
新緑も非常に美しく気持ちの良い場所で、紅葉は最高です。
鞍馬山は、登山というほど険しくはなく、ハイキング程度で登れますし、ケーブルカーも出ています。
市内中心部とは全く違う雰囲気で気温も下がり空気が澄み切っていますので、良いお天気の日には最高に気持ちいいですよ。
蓮華寺
蓮華寺は左京区にある小さなお寺でメジャーではないですが、本当に綺麗で感動する場所です。
叡山電車の「三宅八幡駅」という超ローカル駅から歩いて行けます。
寂光院
こちらは古刹好きにはたまらない雰囲気のお寺です。
大原・三千院方面は、京都の都心部と比べると雰囲気が全く違い、美しい山里です。
気温も低めで空気も美味しく、とにかく癒される場所ですので、是非秋に訪れてみてください。
もみじの小径
こちらは左京区の八瀬エリアにある素敵なこみちです。
小さいエリアですが、大自然を満喫できます。
短時間で歩いて回れますので、八瀬・大原方面に行く方は立ち寄ってみてください。
鷺ノ森神社
こちらは、左京区の修学院というエリアにある神社で、いつ行っても隅々まできれいに整備されていて凛とした雰囲気のある場所です。
決して華やかではありませんが、とにかく静かで美しく、おすすめの神社です。
また、大きな石の前の「素敵な俳句」が心をほっこりさせてくれます。
「八雲たつ 出雲八重垣根妻籠に 八重垣つくる その八重垣を」
愛する妻の為に、垣根をしっかり作って家を守ろう、という素盞鳴尊(すさのおのみこと)の決意!
この大きな「八重垣の石」は、触れるとご利益がある立派な石です。
また良縁や夫婦和合の小さな石のお守りを購入することもできますよ。
叡山電車に乗ってテクテク歩いて参拝し、また歩いて「修学院駅」周辺や、一つ先の「一乗寺駅」で散策するのも楽しいです!
大田神社
大田神社は今は上賀茂神社の摂社ですが、歴史的には大田神社の方が古いです。
じつは大田神社こそが京都最古の神社なのです。
こちらは、年に一度のカキツバタの時期にはたくさん人が集まりますが、それ以外は本当に静かでひっそりとしています。
上賀茂神社から歩いて行けますが、「え?こんな場所に神社が?」という住宅街の裏の方にあり、何とも言えない雰囲気があります。
では何故そんな歴史ある大田神社が上賀茂神社の摂社になったのか、その歴史を紐解くと様々な上賀茂で起きた出来事がわかってきます。
皇室や幕府との関係、上賀茂の地に渡来した人たち、古代の歴史は私たちのルーツでもあり、知れば知るほど大変面白いです。
大田神社と皇室の関係や、そこに深くかかわってきた神官の人たちとその祖先、神社と水の関り、京都と賀茂川について、渡来人と賀茂の街づくりなど、このエリアには底知れぬ不思議な歴史とロマンが隠されています。
教科書に載ってないこと、学校で習わなかったこと、歴史として聞いたことがないようなお話を深堀できるツアーもございますので興味がある方は是非ご参加くださいね!
正伝寺
こちらは、隠れた名所です。
静かな借景の庭で瞑想するには最高の場でもあります。
庭から臨む比叡山を前に思わず涙してしまうという人が、日本人、外国人問わずいらっしゃるのが正伝寺の美しさを表していますよね。
心にグッと迫るデザインと自然美の融合を是非とも一度体感しに来てみてください。
鷹峯源光庵
北区の鷹峯も、派手さはありませんが、小高い場所にあり普段はとても静かな場所です。
源光庵は、「悟りの窓」という円形の窓から見る青もみじや、秋の紅葉が非常に趣があり、特に秋の紅葉シーズンは混雑します。
しかし、エリア的には混み合う場所ではないので、金閣寺の帰りや行きに途中下車して歩きながら立ち寄ってみてもいいのではないでしょうか?
疏水
南禅寺で有名な京都の岡崎から、ゆっくりと疏水沿いを歩いて紅葉を楽しむことができます。
岡崎エリアは高い建物がなく、平安神宮の大きな鳥居や美術館の美しい建物が景観にマッチしていて、本当に落ち着く雰囲気です。
美しい街並みな上に平坦な道ですので、いつまででも歩いていられます。
是非紅葉シーズンにゆっくり歩きながら新旧の建物と疏水の流れ、そして紅葉のコントラストを楽しんでみてください。
妙満寺
こちらは、洛北エリアにあるお寺です。
京都の中心部からは離れているので、普段は本当に静寂に包まれています。
また、ユニークなのが本堂横のインド・ブッダガヤ大塔を模して建てられた仏舎利大塔です。
この塔と紅葉も美しいですし、ドーンと広い敷地の隅々まで美しく、非常に大事にされているのが伝わります。
幼少の頃、大根炊きを食べに行ったり、お庭に遊びに行ったりしていましたが、今も変わらず静かで素敵なお寺です。
賀茂川(北大路橋~上流方面)
賀茂川を秋に歩くのは最高です。
特に、北大路橋より上流が最も美しい景観だと言われているのはご存知でしょうか?
- 周りに建物が少ない
- 空が広い
- 遠くに「神の山」と書いて「神山(こうやま)」を臨む
- 混雑していない
- 空気がきれい
道もきれいに舗装され、散歩中のわんちゃんや楽器を練習中の学生さんなどとにかくのどか!
運動の秋でもありますので、是非賀茂川沿いをゆっくり歩いてみてくださいね。
まとめ
秋の京都は一番の混雑時期でもあります。
ですが、それでも「来てよかった~!また来たい!」と思う美しさが京都にはありますよね。
地元民ももちろん紅葉は楽しみにしています。
だからこそ、メジャーでなくても美しい場所をたくさん知っています。
やっと涼しくなっていくらでも歩ける季節がやってきます。
是非とも京都の紅葉をお楽しみくださいね。
弊社では、少人数グループでご参加いただける街歩きツアーも多数開催しております。
お気軽にお問い合わせくださいね。
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